西三河農業協同組合(にしみかわのうぎょうきょうどうくみあい)は、愛知県西尾市に本店を置く農業協同組合。2000年(平成12年)に西尾市と当時の幡豆郡一色町・吉良町・幡豆町にある5つの農協(西尾市・西尾福地・一色・吉良・幡豆)が合併してできた[1]。
運営する施設には、東海地区随一の規模を持つ緑花木総合センター西尾市憩の農園[2]や西尾市バラ園などがある。
概要
主要農作物
- 米
- あきたこまち・コシヒカリ・あいちのかおりなどの品種を生産し、地元産コシヒカリ100%の米を「矢作の恵」のブランド名で販売している。
- 小麦
- きぬあかり・イワイノダイチ・農林61号の3品種を主に栽培し、愛知県産小麦の生産量の3割を担う。
- 大豆
- 主にフクユタカを栽培。岡崎名産の八丁味噌の原材料としても使用される。
- イチゴ
- 章姫・とちおとめ・紅ほっぺの3品種を栽培。
- 梨
- 幸水・豊水・新高などの品種を生産し、品質の向上と品揃えを徹底させ「三河梨」のブランド化を進めている。
- イチジク
- 露地物の出回る8月中旬〜10月上旬だけでなく、ハウスでの生産で3月下旬〜8月上旬にも出荷している。
- カーネーション
- 管内は全国有数の産地として知られ、JAでの共選出荷も行われている。市町村別出荷数量では一色町が全国トップクラスで、年間2000万本以上である。
- バラ
- 西尾市の花にも選定されているバラは、ローテローゼ・ノブレス・ゴールドストライク・パレオ・リトルマーベル・マニッシュなどの品種が栽培され、1年を通じて約950万本が出荷される。
- 洋ラン
- 洋ランの総合産地として評価は高く、ファレノプシス(胡蝶蘭)・デンファレ・デンドロビューム・オンシジュームなどの品種を栽培しているが、特にファレノプシスは年間140万鉢の生産量で、全国トップの産地である。
- 菊
- 観葉植物
- ポトス・クロトン・デフェンドギア・ミニ観葉などを生産し、愛知県の出荷量は全国一であり、その一翼を担う。
- 和物
- 万両・千両・モミジなどの花木やトキ草、フウランなどの東洋ラン、イチジク、金柑などの実付き果樹を観賞用に鉢上げしたものを和物といい、西尾市が命名の地である。1年を通じて100種類以上で約160万鉢が出荷される。
- 鉢花
- シクラメン・セントポーリア・ベゴニア・ブーゲンビリア・ガーベラなど40種類を生産する。
指定金融機関
店舗・施設
店舗
Aコープ
Aコープ事業は2013年(平成25年)4月1日に(株)Aコープあいちへ経営移管。
産直販売
西尾市憩の農園、グリーンセンター一色店、グリーンセンター幡豆店、吉良農産物直売所、さかなセンター
営農センター
高河原センター、小牧センター、野々宮センター、池田センター、西部センター、東部カントリーエレベーター、南部カントリーエレベーター
給油所
福地SS、一色西部SS、吉良南部SS、セルフ上矢田SS、セルフ一色SS、セルフ横須賀SS、セルフ幡豆SS
給油所事業は2013年(平成25年)10月1日に株式会社JAあいちエネルギーへ経営移管。
その他
旅行センター、LPG販売所、農機自動車センター、(株)西農開発
関連項目
脚注
- ^ “JA西三河の沿革|JA西三河のこと|JA西三河”. JA西三河. 2023年5月28日閲覧。
- ^ “憩の農園ファーマーズガーデン|店舗案内|JA西三河”. JA西三河. 2023年5月28日閲覧。
外部リンク
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総合農協(18JA) |
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信用農協 | |
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県連合会 | |
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JA愛知厚生連の病院 | |
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関連項目 | |
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