蟬川泰果

蟬川 泰果
SEMIKAWA, Taiga
基本情報
名前 蟬川 泰果
生年月日 (2001-01-11) 2001年1月11日(23歳)
国籍 日本の旗 日本
出身地 日本の旗 日本 兵庫県加東市
日本ツアー 5勝
成績
初優勝 パナソニックオープン
賞金ランク最高位 日本ツアー:2位(2023年)
2022年10月22日現在
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蟬川 泰果(せみかわ たいが、2001年1月11日 - )は、日本プロゴルファー。世界アマチュアゴルフランキング1位(2022年10月5日付)[1]。妻は久保葵[2]

経歴・人物

兵庫県加東市出身。兵庫教育大学附属小学校兵庫教育大学附属中学校興國高等学校を経て、東北福祉大学卒業[3]

名前の『泰果』は、タイガー・ウッズに因んで父が命名し、祖父が漢字を考えたと云う[4]

ゴルフは2歳から始め、小学校3年の時には競技会に初出場[4]。中学校3年の時に日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催する男子プロゴルフツアー大会の「全英への道 ミズノオープン」に出場している[5]

興國高等学校進学後は2017年関西ジュニアゴルフ選手権競技(男子15歳 - 17歳の部)[6]及び第73回国民体育大会(2018年・福井県)ゴルフ競技男子少年の部にて優勝を飾っている[7]

2021年に日本ゴルフ協会選抜のナショナルチーム入り[8]。フランスで行われたアイゼンハワートロフィーでは個人2位

2022年は日本ゴルフツアー機構(JGTO)の下部ツアー大会であるABEMAツアーの「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2022」にてアマチュア選手として優勝を果たすと[9]、9月のJGTO公式ツアー大会の「パナソニックオープン」で勝利し、JGTOツアー初優勝を史上6人目のアマチュア優勝となる快挙で飾った[10]。なお同大会は前年優勝した中島啓太に続き2年連続でアマチュアによる制覇となった[10]。こうした活躍により、同年10月5日付の「世界アマチュアゴルフランキング(WAGR)」にて第1位にランクされた[1][11]

2022年10月20日から23日にかけ行われた日本オープンゴルフ選手権競技三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコース)では初日から首位を独走、最終日も2連続バーディでスタートし一時は-15までスコアを伸ばした後、9番でのトリプルボギーなどで終盤2打差まで迫られたものの逃げ切り64-70-63-73=270(-10)で1度も首位を譲ることなく完全優勝し、国内メジャー大会および同大会では第1回大会の赤星六郎以来95年ぶりとなるアマチュア優勝を果たした[12]。この蝉川の優勝は、史上初の「アマチュアによる日本のプロツアー2勝」の大偉業にもなった[13]。記録はほかにも21歳285日の優勝は、日本オープンでは1928年の浅見緑蔵の19歳280日、1977年・1978年のセベ・バレステロスの20歳225日、21歳210日に次ぐ歴代4位で日本選手では同2位の年少優勝であり、1973年以降に優勝したアマチュア選手では1980年の中四国オープンを制した倉本昌弘以来、42年ぶり2人目の完全優勝となった[14]。同年10月31日プロ転向[15]

2023年、4月の関西オープンゴルフ選手権競技でプロ転向後初優勝[16]。11月30日から12月3日にかけて行われたツアーメジャー大会のゴルフ日本シリーズJTカップに通算15アンダーで優勝。1981年の羽川豊が23歳363日で記録した大会最年少優勝を22歳326日で更新し、アマ・プロ両方でのメジャー制覇は史上初の快挙となった[17]

主な記録

ツアー優勝(5)

ABEMAツアー(1)

  • ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2022

JGTOツアー (4)

No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2022年9月25日 パナソニックオープン[注 1] −22 (71-68-61-66=266) 1打差 日本の旗 岩﨑亜久竜
2 2022年10月23日 日本オープンゴルフ選手権競技 −10 (64-70-63-73=270) 2打差 日本の旗 比嘉一貴
3 2023年4月16日 関西オープン −17 (69-67-64-67=267) 4打差 日本の旗 幡地隆寛
4 2023年12月3日 ゴルフ日本シリーズJTカップ −15 (67-64-66-68=265) 1打差 日本の旗 金谷拓実
日本の旗 中島啓太

脚注

注釈

  1. ^ アマチュア選手として出場し、ツアー初優勝

出典

  1. ^ a b The World Amateur Golf Rankings® (WAGR®) | The Official Men's and Women's Amateur Golf Rankings”. WAGR. 2023年12月3日閲覧。
  2. ^ 久保葵 プロゴルファー・蝉川泰果との結婚発表「お互いの仕事に対する姿勢や人柄に惹かれ…」”. スポニチ. 2024年11月3日閲覧。
  3. ^ 蝉川泰果が東北福祉大を卒業 「去年よりインパクトを残せるように」”. スポーツ報知 (2023年3月16日). 2024年11月3日閲覧。
  4. ^ a b アマV蝉川泰果の名前由来はタイガー・ウッズ 「天才少年」小5年の時テレビで特集/アラカルト - 国内男子ゴルフ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年12月3日閲覧。
  5. ^ あすリート|2015年5月23日放送|読売テレビ”. athlete. 2023年12月3日閲覧。
  6. ^ 2017年度関西ジュニアゴルフ選手権競技 決勝最終日 (PDF) 関西高等学校・中学校ゴルフ連盟
  7. ^ 10月6日 ゴルフ 少年男子個人 | 第73回国民体育大会福井しあわせ元気国体2018”. info.pref.fukui.lg.jp. 2023年12月3日閲覧。
  8. ^ JGA 日本ゴルフ協会”. www.jga.or.jp. 2023年12月3日閲覧。
  9. ^ TOUR, 日本ゴルフツアー機構-The Official Site of JAPAN GOLF. “ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2022”. 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR. 2023年12月3日閲覧。
  10. ^ a b 蝉川泰果が史上6人目の快挙 大会2年連続のアマチュアV”. GDOニュース. 2023年12月3日閲覧。
  11. ^ JGA 日本ゴルフ協会”. www.jga.or.jp. 2023年12月3日閲覧。
  12. ^ 蝉川泰果、究極の目標は大会コースレコード超え「簡単じゃない。でも、インパクトが強い」”. 日刊スポーツ (2022年11月2日). 2022年11月2日閲覧。
  13. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年10月23日). “東北福祉大の蟬川泰果が日本オープンで95年ぶりアマ優勝 史上初のアマでツアー2勝の快挙も/国内男子”. サンスポ. 2023年12月3日閲覧。
  14. ^ 2度の勝利、国内メジャー95年ぶり制覇…アマチュア・蟬川泰果、記録ずくめの優勝【男子ゴルフ】:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2024年11月3日閲覧。
  15. ^ 蝉川泰果がプロ転向を表明 デビュー戦は地元開催「マイナビABC」”. GDOニュース. 2024年11月3日閲覧。
  16. ^ 蝉川泰果がプロ初優勝 前年大会で悔し涙のリベンジ”. GDOニュース. 2023年12月3日閲覧。
  17. ^ 22歳の蝉川泰果、涙の史上最年少V 中島、石川遼、金谷との死闘制し「びっくりしている」 プロアマで史上初メジャー2冠 …日本シリーズJTカップ最終日(スポーツ報知)”. Yahoo!ニュース. 2023年12月3日閲覧。

外部リンク

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