落合駅(おちあいえき)は、北海道空知郡南富良野町字落合にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅(廃駅)である。駅番号はT37。電報略号はオチ。事務管理コードは▲110408[1]。
歴史
1966年までは根室本線が現在の新狩勝トンネル経由ではなく、狩勝トンネル経由の急勾配ルートだったため、狩勝峠を越えるために機関車をこの駅に配置していた[2]。旧線時代新得駅との間には狩勝信号場と新内駅があった。
年表
駅名の由来
和名であり、空知川本流(シーソラプチ川)とルウオマンソラプチ川が同地で合流することに由来する[10][11]。なお、この地名は駅名が初出であり、のちに市街地名、原野名、広域地区名として使われるようになった[11]。
なお、シーソラプチ、ルウオマンソラプチそれぞれのアイヌ語での原義は、「シソラㇷ゚チ(si-sorapchi)」(本流の・空知川)、「ルオマンソラㇷ゚チ(ru-oman-sorapchi)」(道が・〔奥の方へ〕行っている〔=交通路である〕・空知川)である[12]。
接続
駅構造
廃止時点では島式ホームと単式ホーム2面3線のホーム及び木造駅舎を持つ地上駅であった。2016年3月25日までは午後に滝川駅・富良野駅と当駅を結ぶ折り返し列車があった。富良野駅管理の無人駅で、木造駅舎が残っていた。ホーム間の移動は跨線橋で連絡していた。廃止直前のホームや線路は手入れがされていなかった。
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改修前の駅舎と跨線橋 (2011年8月)
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待合室(2012年10月)
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不通前のホーム(2012年10月)
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停車中の列車代行バス(2017年8月)
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不通後のホーム(2022年6月)
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度
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乗車人員
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出典
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備考
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年間
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1日平均
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JR調査
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1992年(平成04年)
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(13.0)
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[16]
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1日平均乗降客数26人
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2012年(平成24年)
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4
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[JR北 4]
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以下、1日平均はJR北海道の同年の特定の平日の調査日の数値
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2013年(平成25年)
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5
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2014年(平成26年)
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4
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2015年(平成27年)
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5
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4.5
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2016年(平成28年)
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同年度から東鹿越 - 新得間被災によりバス代行。データなし。
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2017年(平成29年)
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[JR北 5]
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2018年(平成30年)
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[JR北 6]
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2019年(令和元年)
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[JR北 7]
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2020年(令和02年)
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[JR北 8]
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2021年(令和03年)
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[JR北 9]
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2022年(令和04年)
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[JR北 10]
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2023年(令和05年)
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[JR北 11]
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駅周辺
小市街地になっている。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■根室本線
- 幾寅駅 (T36) - 落合駅 (T37) - (上落合信号場) - (新狩勝信号場) - (広内信号場) - (西新得信号場) - 新得駅 (K23)
- 上落合信号場 - 新得駅間は、石勝線開通後は石勝線との重複区間であったため、根室本線廃止後も石勝線単独区間として供用。
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 根室本線 旧線
- 落合駅 - 狩勝信号場 - 新内駅
脚注
注釈
- ^ 『北海道の文化 74』では1945年(昭和20年)となっているが、ここでは営林署の記述に従う。
出典
JR北海道
関連項目
外部リンク
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富良野 - 新得 (2024年廃止) | |
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旧線(廃線) |
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*打消線は廃駅・廃信号場 (廃止区間は廃止時点で廃駅) |