菅原 美優(すがわら みゆう、1999年11月22日 - )は、日本の女性元キックボクサー。東京都板橋区出身。K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ所属。元Krush女子アトム級王者。元K-1 WORLD GP女子アトム級王者。
小学1年生の時に父の影響で空手を始め、高校在学時にK-1アマチュアに出場。全日本大会チャレンジBクラストーナメントで3度の優勝を果たす。
2019年1月26日、Krush.97でプロデビュー。豊嶋里美に判定勝ち。
2020年7月21日、Krush.115からスタートした第3代Krush女子アトム級(45.0kg)王座決定トーナメントに出場。準決勝で優に判定勝ち。同年11月27日のKrush.119で行われた決勝でMOEに判定勝ちを収め優勝を果たし、王座獲得に成功した。
2021年5月30日、K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~でMIOと対戦し、判定負け。
2021年11月20日、Krush.131で行われたKrush女子アトム級タイトルマッチで挑戦者のMIOと対戦し、判定勝ちでリベンジを果たすとともに、王座の初防衛に成功した[1]。
2022年2月20日、Krush.134で行われたKrush女子アトム級タイトルマッチで挑戦者の優と対戦し、判定勝ちで勝利し二度目の王座防衛を果たした。
2022年10月28日、Krush.142で行われたKrush女子アトム級タイトルマッチで挑戦者のチャン・リーと対戦し、1Rで二度、2Rで一度ダウンを取り、3R右のショートフックカウンターで4度目のダウンを奪いKO勝ち。自身プロ初のKO勝ちとともに、三度目の王座防衛を果たした。
2022年6月25日、K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~RING OF VENUS~で行われた初代女子アトム級王座決定トーナメントに出場。1回戦で松谷綺と対戦し、判定勝ち[2]。続く決勝でパヤーフォン・アユタヤファイトジムと対戦し、延長ラウンドの末に判定負けとなり、王座獲得に失敗した。
2023年3月12日、K-1 WORLD GP 2023 ~K'FESTA.6~で行われたK-1女子アトム級タイトルマッチで王者のパヤーフォン・アユタヤファイトジムと9ヶ月ぶりに再戦し、判定勝ちでリベンジを果たすとともに、王座獲得に成功した[3]。
2023年9月26日、Krush女子アトム級王座を返上した。
2023年12月9日、K-1 ReBIRTH.2でルシール・デッドマンと対戦し、判定3-0で勝利[4]。
2024年3月20日のK-1 WORLD MAXにおいてRISE王者の宮﨑小雪と対戦し[5]、延長1Rに判定0-3で敗れた[6]。
今後について、菅原は3月20日の試合で勝っても負けても「最後」としており、キックボクシングに区切りを付けて今後は美容師をしながら「違う舞台(競技)に行く」とした。その後、K-1社長から他の選手同様に引き止めを受けたことも明かしたが、「今まで全力だったからこそ、もう一度とは言えない。生半可な気持ちではない」「色んな意見があるけど、私はこれまでもこれからも、自分のやりたい事を全力でやるだけです」と自身のSNSで話した[7][8]。
2024年5月、約5年の交際期間を経て、ZST・PANCRASEフライ級王者でRIZINファイターの伊藤盛一郎との結婚を発表した[9]。
2024年12月14日、都内で行われた「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~」の会見において、K-1(キックボクシング)を卒業し、ボクシングに転向することを表明[10]。15日付でK-1 WORLD GP女子アトム級王座を返上[11]。
夫はZST・PANCRASE・RIZINの選手である総合格闘家の伊藤盛一郎[9]。
2020年11月27日 - 2023年9月26日
2023年3月12日 - 2024年12月15日