若菜 等(わかな ひとし、1955年[1] - )は日本のイラストレーター、絵本作家。
本項では、共同名義である「若菜等+Ki」、および共同制作者である若菜清子についても解説する。
解説
埼玉県川口市生まれ[1]。成城高校卒[1]。日本推理作家協会元会員[注釈 1]、日本文芸家クラブ会員[要出典]。父は童画家の若菜珪。
妻の若菜清子(Ki)と共同で製作する事も多く、作品によっては「若菜等+Ki」としてクレジットされる場合もある。共同名義の場合のサインは「HW + Ki」、単独名義の場合のサインは「HW」と使い分けられている。
また「若菜ひとし・きよこ」のペンネームでは、自作の絵本においては著作・挿画ともに担当し、トリックアート絵本『さかさでさかさ』なども手がけている。
他には、テレビドラマ『ひと夏のラブレター』(TBS・1995年)[3]や『ベストパートナー』(TBS・1997年)[4]のタイトルイラストも手がけている[注釈 2]。
作品一覧
絵本
- しかけえほん さかさでさかさ-おまじないでニャンくるワンくるピョンくる(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、講談社)
- しゃかしゃかじゅうじゅう(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、ひさかたチャイルド/チャイルド本社)
- くるっぺったん(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、ひさかたチャイルド/チャイルド本社〈もこちゃんチャイルド〉)
- ことこととろ〜り(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、ひさかたチャイルド/チャイルド本社〈もこちゃんチャイルド〉)
- くるくるぎゅっぎゅっ(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、ひさかたチャイルド/チャイルド本社〈もこちゃんチャイルド〉)
- ねずみのよめいり(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、ひさかたチャイルド/チャイルド本社〈おはなしチャイルド〉)
- おあかあさんはきめたの(作・絵:「若菜ひとし・きよこ」名義、ひさかたチャイルド/チャイルド本社〈おはなしチャイルド〉)
- 絵本版シートン動物記 はたおりすのぼうけん(著:小林清之介、ひさかたチャイルド/チャイルド本社)
児童書
ノンフィクション・伝記
- 火の鳥伝記文庫
- 諸葛孔明(著:桜井信夫)
- 劉備・関羽・張飛 三国志「蜀」の三英雄(著:桜井信夫)
- クレオパトラ エジプトさいごの女王(著:保永貞夫)
- ヤマトタケル ヤマトの伝承英雄(著:保永貞夫)
- 始皇帝 中国を統一した秦の皇帝(著:保永貞夫)
- 卑弥呼(著:真鍋和子)
- 新選組-新選組をつくった男たち(著:三田村信行)
- 三国志 全5巻(著:三田村信行)
- 源平盛衰記 全3巻(著:三田村信行)
- 大盗賊石川五右衛門 全3巻(著:長尾剛)
- ジュニア版 水滸伝 全10巻(著:平川陽一)
- ジュニア版 忠臣蔵 全5巻(著:平川陽一)
小説
ゲームブック
トレーディングカード
- モンスターコレクション・トレーディング・カード・ゲーム - 下記のシリーズなどにイラストレーターとして参加[注釈 2]。ラクシャーサのカードについてはすべてのイラストを担当している。
- アニバーサリー(MA2)千年皇国の栄光:2009年2月21日発売、全156枚、計2枚を担当(MA2-034[5]、MA2-038[6])。
- STAGE 1(MC3)英雄王の星誕:2009年8月22日発売、全156枚、計4枚を担当(MC3-038[7]、MC3-093[8]、MC3-096[9]、MC3-123[10])。
- STAGE 1(MC4)復活の破壊神:2009年11月28日発売、全36枚、計1枚を担当(MC4-031[11])。
- STAGE 1(MC5)星剣姫の烙印:2010年2月27日発売、全156枚、計2枚を担当(MC5-102[12]、MC5-116[13])。
- STAGE 2(MC8)伏龍殿の覇者:2010年8月20日発売、全156枚、計1枚を担当(MC8-109[14])。
- STAGE 2(MC11)暗黒卿の秘儀:2011年2月18日発売、全156枚、計1枚を担当(MC11-060[15])。
脚注
注釈
- ^ 『ジュニア版 水滸伝』の著者紹介[2]では、若菜等・若菜清子の両名とも会員である記述が見られる。なお、同書の紹介によれば、若菜清子は群馬県出身とのこと。
- ^ a b c d e f g h i j 「若菜等+Ki」名義。
- ^ a b c d e f 「若菜等」名義。
- ^ 1996年 - 2004年刊行の旧版(2010年 - 2012年の新装版は青山浩行の担当)
- ^ 2004年刊行の新装版(1986年版は木下清美の担当)
- ^ 2004年刊行の新装版(1986年版は加藤俊章の担当)
- ^ 2004年刊行の新装版(1989年版は関よしみの担当)
- ^ 『風の大陸』シリーズ作品のうち該当の3作のみの担当(同シリーズの他作品はすべていのまたむつみが担当)。
- ^ 『野獣外伝』シリーズ全12巻のうち第4作以降の担当(第1作から第3作までは打道宗廣が担当)。なお同作品は全12巻のノベルズ版に対し、文庫化されたのは第7巻までとなっている。
- ^ 河出書房新社から出版された新装版のみ
出典