美園 さくら(みその さくら、6月17日[1] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役[2][1]。
東京都江戸川区[2]、慶応義塾大学大学院修了[3]。身長164cm[1]。血液型A型[4]。愛称は「さくら」、「さくちゃん」[1]。
来歴
2011年、宝塚音楽学校入学[5]。
2013年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に99期生として首席入団[7][8][9][10]。雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台[8]。
2014年の阪急阪神初詣ポスターモデルに起用される。同年、組まわりを経て月組に配属。
高い歌唱力で早くから注目を集め、2015年の「1789」で新人公演初ヒロイン[7][12]。その後も3度に渡って新人公演ヒロインを務める[13]。
2016年の「FALSTAFF」でバウホール公演初ヒロイン[9][8]。
2017年の「Arkadia」で2度目のバウホール公演ヒロイン[9][12]。
2018年の「雨に唄えば」(TBS赤坂ACTシアター公演)で、東上公演初ヒロイン[9][12]。同年11月19日付で月組トップ娘役に就任[12]。珠城りょうの2人目の相手役として、翌年の「夢現無双/クルンテープ」で新トップコンビ大劇場お披露目[14][15]。
2021年8月15日、「桜嵐記/Dream Chaser」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を珠城と同時退団[16]。新型コロナウイルス感染拡大による公演スケジュールの変更のため、当初の予定より半年遅れての卒業となった[17][18]。
退団後は芸能活動から距離を置き、慶應義塾大学の大学院へと進学[5][3]。メンタルヘルスを研究し、2024年に同大学院を修了[3]。同年より舞台女優としての活動を再開させる[3]。
人物
祖父がミッション系の幼稚園の園長、父が大学教授、母が声楽家[19][10]。幼少より音楽が身近な環境で育った[19]。
地元の公立小学校へ入学後、宝塚が好きな伯母に連れられ、宙組公演「砂漠の黒薔薇/GLORIOUS!!」で宝塚初観劇[19]。宝塚に入りたいとは思わなかったが、これ以降コンスタントに観劇するようになる[19]。
そのころ母に連れられ、アメリカの教会で行われたコンサートツアーのようなものに参加するが、あまり人前に出るのは好きではなかった[19]。
私立の中高一貫校に入学後はクラブ活動などもせず、学業に打ち込むようになる[19]。伯母が勉強を教えてくれるようになると飛躍的に成績が伸び、中学1年の後期頃から学年1位になる[19]。
伯母の勧めで声楽とバレエを習い始め、中学2年の時、雪組公演「エリザベート」を観劇し、直感的にここに入りたいと思う[19]。これをきっかけに音楽学校受験のための教室に通い始める[19]。
勉強では数学検定の準2級を受験したところ、文部科学大臣賞を受賞[19][7]。休日には友達と裁判の傍聴に出かけ、裁判の様子をスケッチしたりするのが好きだった[19][10]。
高校に進学後も勉強に打ち込み、一度目の音楽学校受験は三次の面接で不合格となるも、ここまで来られるなんて嬉しいと、悲しい気持ちにはならなかった[19]。
二度目の受験は最後と決めて臨む[19]。再び三次まで進むが、面接では数学検定のことしか聞かれず、不合格を直感[19]。合格発表当日、自分の番号を見つけられず母と帰路につく[19]。しかしボードの一番下に番号があったため見落としていて、学校からの連絡で大慌てで引き返す羽目となった[19]。
従妹に星組娘役の詩花すずがいる[20]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
組まわり
月組時代
月組トップ娘役時代
出演イベント
- 2016年4月、第8回『マグノリアコンサート・ドゥ・タカラヅカ』
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』[25]
- 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』[26]
- 2021年3月、美園さくらミュージック・サロン『FROM SAKURA』 主演[2]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
広告
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。 カテゴリ |
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住江岸子(1926年退団) ・・ 笹原いな子(1929年退団) ・・ 初代有明月子(1931年退団) ・・ 雲野かよ子(1942年退団) ・・ 勿来なほ子(1935年退団) ・・ 轟夕起子(1937年退団) ・・ 浦島歌女(1957年退団) ・・ 淡島千景(1947年〜1950年の月組公演主演は主に淡島、1950年退団) ・・ 固定スター不在(筑紫まり、加茂さくらら) ・・ 八汐路まり( 〜1970年) ・・ 初風諄(1970年12月31日?〜1976年8月31日) - 小松美保(1976年9月1日〜1980年4月30日) - 五條愛川(1980年5月1日〜1982年7月31日) - 黒木瞳(1982年8月1日〜1985年9月1日) - こだま愛(1985年9月2日〜1990年12月26日) - 麻乃佳世(1990年12月27日〜1995年12月26日) - 風花舞(1995年12月27日〜1999年2月7日) - 檀れい(1999年2月8日〜2001年7月2日) - 映美くらら(2001年7月3日〜2004年10月10日) - 固定スター不在(2004年10月11日〜2005年5月22日) - 彩乃かなみ(2005年5月23日〜2008年7月6日) - 固定スター不在(2008年7月7日〜2009年12月27日) - 蒼乃夕妃(2009年12月28日〜2012年4月22日) - 愛希れいか(2012年4月23日〜2018年11月18日) - 美園さくら(2018年11月19日〜2021年8月15日) - 海乃美月(2021年8月16日〜2024年7月7日) - 天紫珠李(2024年7月8日〜)
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'・・'は基本、先代次代関係なし。'-'は先代次代関係あり。 |
阪急・阪神電鉄 歴代初詣ポスターモデル |
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注:2006年以降、阪急・阪神経営統合により阪急電鉄・阪神電鉄双方に掲載 出典:ノート |