第16回EDA賞

第16回EDA賞（だい16かいイーダしょう、16th EDA Awards）は、女性映画ジャーナリスト同盟が主催する映画賞。2022年の映画を対象としており、2022年12月22日にノミネート作品が発表され^[1]、2023年1月5日に受賞作品が発表された^[2][3]。

受賞結果

映画賞

作品賞（英語版）	監督賞（英語版）
『イニシェリン島の精霊』 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 『フェイブルマンズ』 『TAR/ター』 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』	サラ・ポーリー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 マーティン・マクドナー - 『イニシェリン島の精霊』 ジーナ・プリンス＝バイスウッド - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 スティーヴン・スピルバーグ - 『フェイブルマンズ』 シャーロット・ウェルズ（英語版） - 『aftersun/アフターサン』
主演女優賞	助演女優賞
ミシェル・ヨー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 ケイト・ブランシェット - 『TAR/ター』 ヴィオラ・デイヴィス - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 ダニエル・デッドワイラー（英語版） - 『ティル』 ヴィッキー・クリープス - 『Corsage』 エマ・トンプソン - 『グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ』	ケリー・コンドン - 『イニシェリン島の精霊』（同率） ジェイミー・リー・カーティス - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』（同率） アンジェラ・バセット - 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 ジェシー・バックリー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 ホン・チャウ - 『ザ・ホエール』 ジャネール・モネイ - 『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』
主演男優賞（英語版）	助演男優賞
コリン・ファレル - 『イニシェリン島の精霊』 オースティン・バトラー - 『エルヴィス』 ブレンダン・フレイザー - 『ザ・ホエール』 ポール・メスカル - 『aftersun/アフターサン』 ビル・ナイ - 『生きる LIVING』 ジェレミー・ポープ（英語版） - 『インスペクション ここで生きる』	キー・ホイ・クアン - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 ブレンダン・グリーソン - 『イニシェリン島の精霊』 ブライアン・タイリー・ヘンリー - 『その道の向こうに』 バリー・コーガン - 『イニシェリン島の精霊』 エディ・レッドメイン - 『グッド・ナース（英語版）』 ベン・ウィショー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
脚本賞	脚色賞
マーティン・マクドナー - 『イニシェリン島の精霊』 シャーロット・ウェルズ（英語版） - 『aftersun/アフターサン』 ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー - 『フェイブルマンズ』 トッド・フィールド - 『TAR/ター』 トニー・クシュナー、スティーヴン・スピルバーグ - 『フェイブルマンズ』 ダナ・スティーヴンス（英語版）、マリア・ベロ - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』	サラ・ポーリー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 エドワード・ベルガー、レスリー・パターソン（英語版）、イアン・ストーケル - 『西部戦線異状なし』 ライアン・ジョンソン - 『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』 レベッカ・レンキェヴィッチ（英語版） - 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』 サミュエル・D・ハンター（英語版） - 『ザ・ホエール』 アリス・バーチ（英語版）、エマ・ドナヒュー（英語版）、セバスティアン・レリオ - 『聖なる証（英語版）』
ドキュメンタリー映画賞	アニメ映画賞
『All the Beauty and the Bloodshed』 『All That Breathes』 『クロティルダの子孫たち -最後の奴隷船を探して-（英語版）』 『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』 『おやすみ オポチュニティ』 『The Janes』	『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』 『長ぐつをはいたネコと9つの命』 『ジェイコブと海の怪物』 『私ときどきレッサーパンダ』 『Wendell & Wild』
アンサンブル・キャスト/キャスティング監督賞	撮影賞
ジョン・ブッチャン、ジェイソン・ナイト - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 ルイーズ・カイリー - 『イニシェリン島の精霊』 サラ・フィン - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 ポーリーン・ハンソン - 『逆転のトライアングル』 アイシャ・コリー - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』	クラウディオ・ミランダ - 『トップガン マーヴェリック』 ポリー・モーガン（英語版） - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 ベン・デイヴィス - 『イニシェリン島の精霊』 ヤヌス・カミンスキー - 『フェイブルマンズ』 ロジャー・ディーキンス - 『エンパイア・オブ・ライト』 ラーキン・サイプル（英語版） - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
編集賞	非英語作品賞
ポール・ロジャーズ - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 ジョナサン・レドモンド、マット・ヴィラ（英語版） - 『エルヴィス』 モニカ・ウィリー - 『TAR/ター』 エディ・ハミルトン（英語版） - 『トップガン マーヴェリック』 テリリン・A・シュロプシャー（英語版） - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 クリストファー・ドナルドソン、ロズリン・カルー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』	『別れる決心』（同率） 『RRR』（同率） 『西部戦線異状なし』 『バルド、偽りの記録と一握りの真実』 『あのこと』 『サントメール ある被告』

女性フォーカス賞

女性監督賞（英語版）	女性脚本賞（英語版）
ジーナ・プリンス＝バイスウッド - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 シノニエ・チュクウ（英語版） - 『ティル』 マリー・クロイツァー（英語版） - 『Corsage』 サラ・ポーリー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 マリア・シュラーダー - 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』 シャーロット・ウェルズ（英語版） - 『aftersun/アフターサン』	サラ・ポーリー、ミリアム・トウズ（英語版） - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 アリス・バーチ（英語版） - 『聖なる証（英語版）』『帰らない日曜日』 レベッカ・レンキェヴィッチ（英語版） - 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』 ドミー・シー - 『私ときどきレッサーパンダ』 ダナ・スティーヴンス（英語版）、マリア・ベロ - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 シャーロット・ウェルズ（英語版） - 『aftersun/アフターサン』
女性アニメ賞	女性ブレイクスルー演技賞
イザベラ・ロッセリーニ - 『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』：コニー役 キキ・パーマー - 『バズ・ライトイヤー』：イジー・ホーソーン役 リリック・ロス（英語版） - 『Wendell & Wild』：ケイト役 サルマ・ハエック - 『長ぐつをはいたネコと9つの命』：キティ・フワフワーテ役 ロザリー・チアン（英語版） - 『私ときどきレッサーパンダ』：メイ・リー役 サンドラ・オー - 『私ときどきレッサーパンダ』：ミン・リー役	ダニエル・デッドワイラー（英語版） - 『ティル』 フランキー・コリオ - 『aftersun/アフターサン』 ステファニー・スー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 トゥソ・ムベドゥ（英語版） - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 アンバー・ミッドサンダー - 『プレデター:ザ・プレイ』 セイディー・シンク - 『ザ・ホエール』
映画産業における女性功労賞
ヴィオラ・デイヴィス - 生涯をかけたプロジェクトとして『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』を製作し、他の女性クリエイターの創作機会を生み出したことに対して。 ニナ・メンケス（英語版）、マリア・ギーゼ（英語版） - ハリウッド映画における女性蔑視の背景を分析し、実情を描いた『Brainwashed』を製作したことに対して。 ドミー・シー - ピクサーで初めてとなる女性監督、クリエイティブ部門担当副社長に就任したことに対して。 ジャクリーン・スチュアート（英語版） - 継続的な社会的弱者への支援活動及びアカデミー映画博物館（英語版）の館長に就任したことに対して。 ミシェル・ヨー - 長年のキャリアに対する功労。

特別賞

エイジズムに挑むグランド・デイム賞	最も違和感のある年の差カップル賞
エマ・トンプソン ヴィオラ・デイヴィス ジェイミー・リー・カーティス ミシェル・ヨー	『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』 - ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ：27歳差 『フレッチ/死体のいる迷路』 - ジョン・ハム、ロレンツァ・イッツォ：17歳差 『底知れぬ愛の闇』 - ベン・アフレック、アナ・デ・アルマス：16歳差 『Eiffel』 - ロマン・デュリス、エマ・マッキー：22歳差
エージェントを変更するべき女優賞	勇敢演技賞
アナ・デ・アルマス - 『ブロンド』 ブライス・ダラス・ハワード - 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』 マーゴット・ロビー - 『バビロン』 レベル・ウィルソン - 『シニアイヤー（英語版）』	エマ・トンプソン - 『グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ』 ケイト・ブランシェット - 『TAR/ター』 ヴィオラ・デイヴィス - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 ダニエル・デッドワイラー（英語版） - 『ティル』 ミシェル・ヨー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
最も時間を浪費させるリメイク・続編賞	AWFJ恥の殿堂賞
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』 『炎の少女チャーリー』 『ハロウィン THE END』 『ピノキオ』	ハーヴェイ・ワインスタイン - 存在全てに対して。永年受賞。 アレック・ボールドウィン及び『ラスト』のスタッフ - 撮影監督ハリーナ・ハッチンズ（英語版）の死亡事故に関する責任回避行為に対して。 『ブロンド』及びアンドリュー・ドミニク ウィル・スミス - アカデミー賞授賞式会場での暴力行為及び、その後の振る舞いに対して。

出典

1. “2022 EDA AWARDS NOMINEES”. AWFJ (December 22, 2022). 2023年2月6日閲覧。
2. “2022 Alliance of Women Film Journalists (AWFJ) awards: ‘Banshees of Inisherin,’ ‘Everything Everywhere,’ ‘Women Talking’ and ‘The Woman King’ top winners”. AWARDS WATCH (2023年1月5日). 2023年2月6日閲覧。
3. “‘Banshees of Inisherin,’ ‘Everything Everywhere,’ ‘Women Talking’ Tie for Most Wins at Alliance of Women Film Journalists Awards”. Variety (2023年1月5日). 2023年2月6日閲覧。

外部リンク

• 公式ウェブサイト（英語）