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この項目では、かつて岐阜県土岐郡にあった町および現在の岐阜県多治見市の地名について説明しています。その他の笠原町については「笠原町 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
笠原町(かさはらちょう)は、岐阜県多治見市の町名、およびかつて岐阜県土岐郡に存在した町。郵便番号は507-0901[3]。面積は13.45 km2[1]。
地理
多治見市の南東部に位置する。北西に多治見市滝呂町・同市市之倉町、東に岐阜県土岐市、南に愛知県瀬戸市とそれぞれ隣接する。北東部一帯は台地状で、工場や住宅地が多い。町の中心部では笠原川が北西に流れ、その沿岸に水田や住宅地などが集中する。
人口
2018年(平成30年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
歴史
沿革
ここでは、1951年に廃止した笠原町を笠原町 (1)、2006年に廃止した笠原町を笠原町 (2) とする。
- 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制施行により土岐郡笠原村が成立。
- 1923年(大正12年)10月10日 - 町制施行により笠原町 (1) となる。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 笠原町 (1) が多治見市に編入する。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 旧笠原町 (1) のうち、滝呂地区を除く区域が多治見市から分立、笠原村 (2) として成立する。
- 1952年(昭和27年)8月1日 - 町制施行により笠原町 (2) となる。
- 2006年(平成18年)1月23日 - 笠原町 (2) が多治見市に編入され、旧笠原町 (2) 域は多治見市笠原町となる。
産業
窯業の町として知られ、美濃焼、モザイクタイルの生産で有名である。大正から昭和にかけて窯業関係の産業が主体で、機械化により、陶磁器の輸出が盛んであった。昭和初期に窯業関係の工場は企業整備された。第二次世界大戦中、工場では休業状態であったが、その後1950年代に入るとモザイクタイルの生産が発達し、町内でタイル工場が過半数を占めるに至った。現在でも、旧笠原町地区のみでモザイクタイルの生産量は日本一である。
施設
交通
1927年(昭和2年)、東濃鉄道笠原線が多治見駅と笠原駅間で開通した。1978年(昭和53年)、笠原線は廃線となった。
道路
一般国道では、東海環状自動車道(国道475号)が町内の南東部を通っているが、インターチェンジ等はない。
路線バス
名所・旧跡・観光スポット
出身有名人
脚注
参考文献
外部リンク