神田 香織(かんだ かおり、1954年12月4日 - )は、講談師。本名∶武谷 光子(旧姓:江尻)。講談協会所属。
経歴
福島県いわき市出身[1][2]。磐城女子高校卒業[1]。東京演劇アンサンブル、渡辺プロダションドラマ部を経て[1]、1981年(昭和56年)に二代目神田山陽の門下となる[1]。芸名は香[1]。1984年(昭和59年)二ツ目昇進と同時に芸名を香織とする[1]。1989年(平成元年)8月に真打昇進[1]。後に六代目小金井芦州門下預かりとなる。
2001年(平成13年)に参議院議員通常選挙に無所属、社民党推薦で福島県選挙区から出馬したが次点で落選[2]。
2010年、やよりジャーナリスト賞特別賞(大衆普及)特別賞[3]。
2024年、澄和平和活動賞を受賞[4]。
活動
ジャズの生演奏を伴うジャズ講談や、照明や音響設備を演出に取り入れた立体講談など、独自の講談に取り組む[2]。『女医レニアの物語』、『安寿と厨子王物語』、『ビリー・ホリディ物語』、中沢啓治『はだしのゲン』、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ『チェルノブイリの祈り』などの講談化作品も発表している[1][2][5]。
芸人九条の会メンバー。
弟子
真打
二ツ目
前座
主な講談作品
- 女医レニアの物語
- 安寿と厨子王物語
- ビリー・ホリディ物語
- はだしのゲン
- チェルノブイリの祈り
- フラガール物語
- フクシマの祈り「ある母子避難の声」
著作・参考文献
- 『女医レニヤの物語』主婦の友社、1990年。
- 『花も嵐も、講釈師が語ります。』七つ森書館、2005年。
- 『乱世を生き抜く語り口を持て。』インパクト出版会、2010年。
- 『3・11後を生き抜く力声を持て。』インパクト出版、2014年
受賞歴
出演
- BS12スペシャル『「はだしのゲン」の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~』(2024年9月28日、BS12)[6]
脚注
外部リンク