登龍亭 獅篭(とうりゅうてい しかご、1971年(昭和46年)8月12日 - )は、落語家、漫画家。名古屋文化短期大学声優・タレントコース講師。静岡県浜松市生まれ。出囃子∶「酒場でDABADA」または「俄獅子」。
経歴
浜松市立蜆塚中学校、静岡県立浜松湖東高校卒業、関東学院大学中退。
その他
- 生家は写真館を営んでいた[14][15]。双子の妹がいる。隣家の理髪店の幼なじみだった娘の子どもが2013年に柳家花緑に入門、柳家緑助となっている。[16]
- 落語家の瀧川鯉昇は中学校の先輩にあたり、それぞれの実家は300mほどしか離れていない[17]。
- 落語立川流を破門された後、名古屋近辺にやってきた理由は、出身地の浜松市に近い事からである。同時期に破門された立川談号(現登龍亭幸福)が岐阜県各務原市出身、当時の雷門獅篭の妻[4]が三重県出身ということから、3人で相談して中間地点である名古屋に決めたという。
- 雷門小福は弟子を取らない噺家であり、入門は困難であった。しかし小福の「東京で漫画を描いている噺家がいる。その噺家なら使えるかも」という言葉がきっかけで入門が許された(志加吾は「……それ、私のことです」と答えたそうである)。また、「志加吾」という名前に愛着があったため、改名の際に命名者である元師匠の立川談志に相談。「「しかご」という読みのまま別の漢字なら良い」ということから雷門獅篭と名乗ることとなった。
- アニメ「プラネテス」13話に出演し、ラジオから流れる落語を演じている。
- 2016年より、誕生日の8月12日前後には毎年大須演芸場で「雷門獅篭誕生日公演」を開催、落語のみならず大衆演劇や舞踊を演じている[18]。
- 2017年3月、瀬戸市出身の藤井聡太が四段昇進の祝賀会の際に引き出物として限定200個作ったマグカップに似顔絵を描き、藤井が連勝記録を伸ばすと同時に似顔絵作家としても話題となった[19]。商店街に掲げる旗を描くなど、藤井の応援活動に積極的に関与しており[20]、瀬戸市在住の一般市民としてテレビのニュース映像に映り込んだり、報道写真に撮影されたこともある。
- 2017~18年の間、神田松之丞(当時、現:六代目神田伯山)のツイッターアイコンが雷門獅篭による似顔絵だった時期がある。獅篭が落語会のチラシ用に描いたものを[21][22]、松之丞が許可を得て利用していた。
- 2017年9月、高知県の早明浦ダムを上空から撮影した写真のツイート[23]に「四国にマジでドラゴンいた!」とコメントをつけたところ6万以上のリツイートとなり、獅篭が撮影した写真を使ったダムカード「早明浦ダムカード Ver.四国ドラゴン」が作成され「大川村 むらの駅」で配布された[24]。
- 落語好きの代表により客室や設備の名前が落語に由来したものになっている山形県の小野川温泉「鈴の宿 登府屋旅館」で、2023年4月にオープンした男性用サウナが獅篭の落語にちなんだ『風とマンダラ』と命名された[25]。獅篭は看板文字を揮毫、9月に旅館を訪れて立川こしらと落語会を開催している[26]。
- 名古屋に来てから創作し続けた地元ネタの新作落語を「尾張落語」として2023年頃からより積極的に演じている。2024年7月には登龍亭幸福・登龍亭福三・旭堂鱗林と共に「尾張落語 尾張講談を聴く会」[27]を大須演芸場で初開催。会場には杉本昌隆[28]や河村たかしもかけつけた。
芸歴
出演
ラジオ
テレビ
著書
立川志加吾 名義
雷門獅篭 名義
寄稿
弟子
前座
- 登龍亭篭二(かごじ) 2021年5月4日命名[30] - 休業中
- 登龍亭篭登(かごと) 2023年4月12日命名
- 登龍亭ゆり篭(ゆりかご) 2024年4月19日命名 女性
脚注
関連項目
外部リンク