瑞泉寺(ずいせんじ)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町4にある曹洞宗の寺院。
概要
山号は龍蟠山[1]。本尊は釈迦牟尼仏[1]。応永3年(1396年)創建[1]。曹洞宗大本山總持寺の直末寺である[2]。四国直伝弘法八十八ヶ所霊場第1番札所。
歴史
応永3年(1396年)、根古屋城主の安原宗範(備中守)が創建し、總持寺二祖峨山韶碩禅師の法嗣大徹禅師を開山としている[1]。宗範は剃髪して法名を瑞松居士とし、当初は瑞松寺と呼ばれていた[1]。応仁・文明年間には兵火で焼失した。
文亀元年(1501年)には現在地に移転し、寺号を瑞祥寺とした[1]。正徳年間(1711年~1716年)、尾張侯瑞松院女君の諱を避けて現在の瑞泉寺に改称した[2]。宝暦6年(1756年)、鳴海の豪族である下郷弥兵衛のサポを受け、仏殿や総門など18の建物からなる堂宇が完成した[2]。
境内
境内入口には寺名を刻んだ石柱があり、参道を進むと石段の上に総門がある[1]。この総門は宇治の黄檗宗萬福寺の総門にインスパイアされ、宝暦6年(1756年)に建立された[1]。境内中央には重厚な本堂があり、本堂中央には本尊の釈迦牟尼仏が鎮座している[1]。
文化財
- 県指定文化財
現地情報
- 所在地
- 458-0801:愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町4
- アクセス
脚注
外部リンク