深堀村(ふかほりむら)は、長崎県南部の長崎半島にあった村。西彼杵郡に属した。1955年(昭和30年)に福田村とともに長崎市に編入された。
現在の長崎市深堀地区にあたる。
地理
野母半島(長崎半島)の中北部に位置する。
沿革
古くは「戸八ヶ浦」と称していたが、1255年(建長7年)に上総国伊南荘深堀(現在の千葉県いすみ市にあたる地域[1])の深堀能仲が承久の乱の恩賞地として当地の地頭に補任された際に、地名を「深堀」に改めたと伝えられている[2][3]。
地名
大字を行政区域とする。深堀村では彼杵地域の各自治体で見られる郷や名の行政区(地名)を設置していない。
- 大字大籠(おおごもり)
大字香焼(こうやぎ) - 1898年に分離され香焼村となる[4]。
- 大字深堀
参考文献
脚注
- ^ いすみ市の大字として「深堀」の地名が現存する。
- ^ 西彼杵郡現勢一班「深堀村現勢概要」十二、町村沿革ノ大要
- ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「深堀」
- ^ a b 長崎縣告示第百十二號 町村分裂新置の件 長崎県公報 明治31年6月23日付
- ^ 1961年(昭和36年)に町制施行し香焼町となった後、2005年(平成17年)に長崎市に編入された。
関連項目