河田 晃兵(かわた こうへい、1987年10月13日 - )は、大分県大分市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府所属。ポジションはゴールキーパー(GK)。
地元大分でサッカーを始め、大分鶴崎高校卒業後福岡大学に進学。福岡大学では2学年先輩で、大学選抜に選ばれたことがある西田信孝がいたが、西田を抑えて2年時から正GKとして活躍していた。また2007年より3シーズン間、特別指定選手としてJ2 ・サガン鳥栖に登録されている[1]。
2009年10月16日、2010年よりガンバ大阪に入団することが決まり、クラブと仮契約を結んだことが発表された[2]。しかし、入団から2年間は藤ヶ谷陽介の前に公式戦出場がなかった。
2012年、G大阪からJ2・アビスパ福岡に1年間の期限付き移籍で加入した[3][4]。9月2日のジェフ千葉戦(1-2)でJリーグ初出場を果たすと、それ以降は神山竜一からポジションを奪い10試合に出場した。
2013年、J1・ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍で加入[5]。開幕当初は荻晃太の控えだったが、第3節名古屋グランパス戦(0-1)で荻が試合終了間際の決勝点につながるミスを犯したため、第4節川崎フロンターレ戦(1-1)でJ1初出場を果たすと、以降シーズンを通して荻とレギュラーを争い17試合に出場したが、終盤戦は岡大生の台頭もあってベンチを温めた。
2014年はガンバ大阪へ復帰[6][7]したが、結局リーグ戦での出番はなく、カップ戦1試合のみの出場にとどまった。
2015年にヴァンフォーレ甲府へ完全移籍で再加入した[8][9]。 15年、16年と守護神としてゴールを守ったが、2017年は岡とのポジション争いに敗れ11試合の出場に留まり、チームもJ2に降格した。しかし自身は甲府に残留し、18年も岡とポジション争いを繰り広げながら、岡を8試合上回る25試合に出場した。そして翌年の19年には41試合に出場し、ポジションを完全に奪い返すことに成功した。岡が移籍した2020年は、開幕スタメンに抜擢されたが、明治安田生命J2リーグ第2節アルビレックス新潟戦にて負傷交代。結果は左中間広筋損傷となり6週間の離脱を余儀なくされた。 復帰後は岡西宏祐がレギュラーに、控えには小泉勇人が定着していたため、控えに入るのも厳しくなり、そのままシーズンを終えた。 2021シーズンの開幕戦は控えに復帰。第5節までは岡西の控えとして過ごしたが、J2第6節V・ファーレン長崎戦で同年初出場を果たした。以降も再び控えとして過ごしていたが、第20節ザスパクサツ群馬戦で岡西に代わって先発に抜擢。チームは6-2で勝利し、5試合ぶりの勝利に貢献した。
2022シーズンは、チームはリーグ戦では苦戦していたが、天皇杯ではクラブ史上初の決勝進出を果たし、J1サンフレッチェ広島との決勝戦では延長後半、PK戦で合計2本のPKストップを披露してチームの初優勝に貢献した。
2023シーズンも正GKとして活躍し、シーズン途中で怪我で負傷離脱し、クラブ初のAFCチャンピオンズリーグも自身は離脱していたものの、4か月ぶりに出場したACLグループリーグ第6節のアウェイ・ブリーラム・ユナイテッドFC戦に先発出場し、好セーブを披露してチームのGS突破に貢献した。
シュートストップに優れており、2016シーズンは西川周作に次ぎ2番目のシュートストップ数を誇った[要出典]。
その他の公式戦
特別指定選手としての出場はなし