江渕 一公(えぶち かずひろ、1933年 - 2007年4月3日)は、日本の文化人類学者、教育学者、九州大学名誉教授。専門は大学国際交流論、異文化間教育論。
1933年、福岡県で生まれた。九州大学大学院教育学研究科に進学し、1961年に博士課程を単位取得満期退学。米国・チュレーン大学大学院文化人類学専攻で学び、1964年に修士課程を修了。
帰国後、福岡教育大学助教授に就いた。後に教授昇格。1987年、広島大学大学教育研究センター教授に転じた。1992年、九州大学教育学部教授に就任。1993年、学位論文『異文化間教育の構造にかんする教育人類学的研究 :移民・在留民の異文化適応と教育の比較民族誌的分析』を九州大学に提出して教育学博士号を取得[1]。1997年に九州大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は放送大学教授を務め[2]、2004年に退職。
学界では、異文化間教育学会会長を務めた。