水波 風南(みなみ かなん、11月12日[1] - )は、日本の漫画家。埼玉県出身[1]。血液型はAB型[1]。
1999年(平成11年)、第44回小学館新人コミック大賞少女・女性部門佳作を受賞。 同年、小学館の『少女コミック』増刊8月15日号にて掲載された、「実のある“彼女”」でデビュー[1]。
2002年(平成14年)、『真珠の鎖』で初連載後、同年『レンアイ至上主義』を連載。2003年(平成15年)には同作でデジタルコミックDVDが発売される。
2004年(平成16年)、『蜜×蜜ドロップス』連載。同作はコミックス累計発行部数が120万部を突破し、OVA化、テレビゲーム化(PlayStation 2用ソフト)される。
2008年(平成20年)、『今日、恋をはじめます』連載。同年『Sho-Comi』本誌6号・付録ではドラマCD化、2010年(平成22年)にコミックス限定版としてアニメ化される。コミックスでは累計発行部数が800万部を突破し[2][出典無効]、この作品で水波風南単行本累計発行部数1000万部を突破予定[3][出典無効]する大ヒットとなり、2012年(平成24年)には武井咲・松坂桃李主演で映画化が決定したことが告知される。
2013年(平成25年)、『未成年だけどコドモじゃない』連載。2017年(平成29年)に平祐奈・中島健人主演で映画化された。
2015年(平成27年)、『水波風南のまんが家になりたいっ!!』連載。漫画家としてのエッセイ漫画である。
デビュー前は自身が小学校6年生のころ、『りぼん』(集英社)に作品を投稿した経験がある[4]。
影響を受けた人物として同じ小学館漫画家、北川みゆきを挙げており、それまで『りぼん』を愛読していた水波が北川の『気まぐれシリーズ』を読んだことから衝撃を受け、『少女コミック』を買うきっかけとなったと語っている[5][6]。 それから数年後、北川と同じ『少女コミック』でデビューとなるが、その頃には既に北川が他誌(同じく小学館の『Cheese!』)へと移籍していた。しかし後日会う機会があり、その時に北川から貰ったサインを宝物にしている[7]。
私生活では2007年(平成19年)に結婚した。が、それは紙婚式という[8]。『未成年だけどコドモじゃない』連載中(第20話執筆中)に妊娠が発覚し、出産した[9]。
性描写・性的暴力をイメージさせる作品が多いが、2001年(平成13年)に発表した『虚構神話〜セカンドレイプ〜』[10]においては、男性に性的暴力を受けた女子高生の苦しみや葛藤を描いていた。しかし、2003年(平成15年)に発表した『純愛講座ケモノ仕様』[11]においては、主人公が幼馴染の少年に性的暴行を受けたことを受け入れ、その少年が恋人となるという筋立てを描くという180度違ったスタンスの漫画を描いている。[12]
また、カラー掲載時には『Sho-Comi』誌上で「美麗カラー」などと記載されることが多いが、近年では特にデジタル(いわゆる「デジ絵」)が普及される中、自身のアナログでの作業に限界を感じており、ここ6年くらいは「今まで培ってきた技術はたいして必要なかったのかも」と闘う日々だったと語っている[13]。
原作:水波風南・著:高瀬ゆのか
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