森吉山県立自然公園(もりよしざんけんりつしぜんこうえん)は、秋田県中北部に位置する県立自然公園。1968年10月1日に指定された[1]。
概要
「森吉山と奥森吉」 太平湖北側から撮影
森吉山県立自然公園は、北秋田市の南東部に位置し、旧森吉町と旧阿仁町にまたがる山域です。この山は、原始性が高く、天然杉とブナ林が混生する特異な森林があり、イヌワシやカモシカなどが生息する生態系でもある。1977年に国の天然記念物に指定されたクマゲラの生息も確認された[2]。
森吉山は「花の百名山」としても知られ、初夏から秋にかけては約300種類の高山植物が咲き誇る。
冬には、山形県の蔵王や青森県の八甲田と並び、日本三大樹氷の一つに数えられる「森吉山の樹氷」を鑑賞できる。山頂からは、日本海や男鹿半島、白神山地、鳥海山なども見ることができ、2022年6月には、国立公園区域の拡張や国定公園の新規指定地域として、「国立・国定公園の大規模拡張候補地」に選定された[3]。
森吉山の北東部には、「奥森吉」と呼ばれる地域があり、名瀑群や渓谷、秋田杉とブナの原生林が広がっている。太平湖の遊覧船や桃洞の滝などがある。南東部には、「奥阿仁」と呼ばれる地域があり、中の又渓谷や立又渓谷が広がっている。また、日本の滝百選に選ばれた安の滝などの名瀑がある。
山
湖
主な渓谷・滝
天然記念物
周辺の主な施設
ギャラリー
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赤水渓谷「天国の散歩道」
(6月)
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桃洞の滝(8月)
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幸兵衛滝(8月)
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九階滝(10月)
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大平湖遊覧船(10月)
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阿仁ゴンドラ(10月)
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森吉山の樹氷(1月)
アクセス
- 森吉山周遊乗合タクシー
- ※森吉山阿仁スキー場周辺と杣温泉へは通年運行[4]
- ※安の滝へは6月1日から11月第1日曜日まで運行
- ※その他は6月1日から10月末まで運行
関連市町村
関連項目
脚注
出典