1981年(昭和56年)より建設事業が開始され、2005年(平成17年)に竣工した。ダムの型式は中央土質遮水壁型ロックフィルダム、堤高は 100.4 m で農林水産省直轄ダムの中では刀利ダム(小矢部川本川)、日中ダム(阿賀野川水系押切川)に次ぎ堤高が高く、九頭竜川水系の既設ダムでも九頭竜ダム(九頭竜川本川・国土交通省近畿地方整備局)、真名川ダム(真名川・国土交通省近畿地方整備局)に次ぐ3番目の高さである。
目的は灌漑の他洪水調節、福井市・越前市・鯖江市・南条郡への上水道・工業用水の供給という多目的ダムである。ダムのある桝谷川では湛水が十分に出来ない事から、広野ダム上流の日野川に高さ 24.7 m の重力式コンクリートダムである二ッ屋頭首工を建設しトンネルを通じて日野川の河水をダム湖に導水している。