柏梁 勝雄(はくりょう かつお、1942年12月10日 - 2019年1月16日[1])は、岩手県気仙郡三陸町(現大船渡市)出身で伊勢ノ海部屋に所属した元大相撲力士。本名は中村 勝男(なかむら かつお)。188cm、110kg。得意技は左四つ、寄り。最高位は西十両3枚目。
子供の時は相撲と野球が好きだったが、1対1で力をぶつけ合う相撲の方に魅力を感じ、高校の担任に相談すると入門を勧められたので、柏戸を慕って伊勢ノ海部屋に手紙を書いてもらって入門を願った。部屋からは「学校を中途退学して上京しろ、1日も早い方が良い」と返事が来たので両親と相談したが、母には「中退するなんていけない事だ」と反対されたが説得し、高校を中途退学して上京した。上京後、1961年3月場所に初土俵。1966年9月場所に十両昇進。十両在位24場所を誇るが、入幕は成らず1977年1月場所限りで廃業。左四つで右前褌を取り、素早く寄って前に出る取り口が持ち味であったが、待ったに弱かった。
現役時代から先天性網膜色素変性症により視力低下の難病にかかり、廃業後は指圧師を志して函館の国立視力障害センターで学び、岩手県北上市で指圧院「長生院」を経営した。
2019年1月16日、白血病のため死去。76歳没[2]。
遺体は遺志により、岩手医科大学に献体された[2]。