「東京」(とうきょう)は、日本のロックバンド・くるり1枚目のシングルであり、メジャー・デビュー作品。1998年10月21日にビクターエンタテインメントから発売された[1]。
概要
作詞・作曲をした岸田繁が、シュガーフィールズの原朋信からデモ録音時にアンアーバー (Anarbor) の曲を聴かされ、それに感銘を受け一気に書き上げた曲で、岸田曰く「初めて素直な気持ちが書けた」と気に入っており[要出典]、ベスト・アルバム『ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER』にも収録されている[2]。
プロデューサーを務めた佐久間正英は、「サウンド的なことで言うと、僕が今までプロデュースした全作品の中で、『東京』は群を抜いてます。今聴き返しても。何であんなにいいものができたんだろう? と思うぐらい、すごい作品だなと思います。あの時のメンバーの演奏が良かったのと、トム・デュラックがレコーディングとミックス・エンジニアをやってるんですが、トムのいい部分が丸々出たという感じですね。」と評している[3]。
くるりのインディーズアルバムである『もしもし』に先に収録されているバージョンはシングルより間奏が若干長いが、曲としてはそれがオリジナル・バージョンであり、ライブもそのバージョンでしか演奏されない。シングル・バージョンは、「ちょっとでもラジオで流れやすいように」と事務所の意向から音楽プロデューサーの佐久間正英を通しアレンジされたもので、岸田は当初それが不満だったという[要出典]。
後に映画『ソラニン』の劇中や[要出典]、映画『モテキ』の劇中歌にも使用された[4]。
収録曲
- 東京
- 作詞・作曲:岸田繁、編曲:くるり、シュガーフィールズ&佐久間正英[5]
- 尼崎の魚
- ラブソング
収録アルバム
脚注
外部リンク