木村 和範(きむら かずのり、1948年1月12日[1] - )は、日本の経済学者・統計学者。経済学博士(九州大学)。北海学園大学名誉教授。
北海道茅部郡森町出身[1]。1966年(昭和41年)、函館ラ・サール高等学校卒業。1970年(昭和45年)、北海道大学経済学部卒業。1975年(昭和50年)、北海道大学大学院経済学研究科経済政策専攻単位取得満期退学(指導教授:内海庫一郎)。
1975年、北海学園大学経済学部専任講師、1976年(昭和51年)、同経済学部助教授、1986年(昭和61年)、同経済学部教授・同大学院経済研究科教授。1989年(平成元年)、西ドイツ・ミュンヘン大学国民経済学部客員教授(1990年まで)。1999年(平成11年)、北海学園大学経済学部長(2002年まで)。2003年(平成15年)、同大学院経済学研究科長(2006年まで)。2003年1月、九州大学経済学博士(学位論文の題は「標本調査法の生成と展開」)[3]。2011年(平成23年)4月、北海学園大学学長・学校法人北海学園理事。2017年(平成29年)3月、同学長及び理事を退任。2018年(平成30年)3月、北海学園大学定年退職。2018年4月、同名誉教授。同大学院経済研究科非常勤講師(2019年まで)。北海学園大学開発研究所特別研究員。
この他、2008年から2010年まで経済統計学会会長など務めた。
研究
統計学を領域とし、特に統計学の理論史や経済統計学を研究。
受賞歴
主要著書
- ランスロット・ホグベン著、木村訳『統計の理論 : 行動主義者のみた統計の理論の現代的危機』(梓出版社、1986年)
- 『統計的推論とその応用』(梓出版社、1992年)
- 杉森滉一と共編『統計学の思想と方法』(北海道大学図書刊行会、2000年)
- 『標本調査法の生成と展開』(北海道大学図書刊行会、2001年)
- 『数量的経済分析の基礎理論』(日本経済評論社、2003年)
- 近昭夫・岩井浩・福島利夫と共編『現代の社会と統計 : 統計にもつよい市民をめざして』(産業統計研究社、2006年)
- 金子治平・上藤一郎・杉森滉一と共編『社会の変化と統計情報』(北海道大学出版会、2009年)
- 『ジニの統計理論』(共同文化社、2010年)
- 『格差は「見かけ上」か : 所得分布の統計解析』(日本経済評論社、2013年)
脚注
- ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.258
- ^ 『季刊北海学園大学 経済論集 65巻4号 木村和範教授退職記念号』(北海学園大学経済学会 2018.3)178頁以下
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日
- ^ “令和5年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 7 (2023年11月3日). 2023年11月19日閲覧。
外部リンク