朝の情報番組(あさのじょうほうばんぐみ)は、早朝から朝にかけて放送される情報番組。通称「朝枠番組」。
早朝から朝にかけて放送される情報番組であり、主に視聴者が朝に知りたい情報を伝える番組である。
朝の情報番組の先駆けは、1952年に放送を開始したアメリカNBC『トゥデイ』である。その後、各国の放送局が放送するようになった。
朝食をとっている最中の人々や出勤・通学直前の人々のことも意識しており、どこの国でも基本的にはさわやかな雰囲気となるように、さわやかな印象のキャスターや担当者が選ばれており、さわやかな口調で話させ、楽曲もさわやかな曲調のものを選んでいることが一般的。内容的には主に視聴者が特に朝に知りたがる情報を伝え、ほとんどの国で人々は外出時にどのような服を着ればよいのか、雨具は必要なのか不要なのかということを気にしているので、基本はその日の天気予報で、さらに前日夜までのニュース・新聞記事のまとめ、その日に予定されている重要なこと・イベントに関する情報などであり、そこにその他の雑多な情報、必ずしもその日その時間に伝える必要が無いような、スポーツ関連情報、さらに芸能情報といった体裁でショービジネス関連の宣伝・広告も盛られる傾向がある。おおむねメインキャスター(司会)が番組進行と主要ニュースを担当し、他は各担当キャスターが分担して伝えることが一般的である。
1970年代に入ると生番組が多く始まるが、報道局が制作する報道番組と分離して放送されることとなった。この状態は暫く続き、生中継を多用した日本テレビ『ズームイン!!朝!』や新聞記事を中心に展開するテレビ朝日『やじうまワイド』など様々な趣向を凝らした番組が制作された。1980年代に放送開始時刻がおおむね午前6時台となり、1990年代に入ると日本テレビが午前5時台に天気予報を番組の中心とした『朝一番天気!あさ天』を開始、「お天気番組」などと称された。また、これがきっかけとなって“お天気キャスター”が注目を集める。
お天気カメラや中継車を用いた屋外からの中継が行われる例も多い。
1990年代後半からはフジテレビ『めざましテレビ』以後、天気予報やニュースの他にスポーツニュース・芸能ニュース・新聞記事紹介にトレンド情報など、取り上げる範囲が広くなり、ジャンルごとにキャスターを割り振るようになった。。
年末年始は放送休止となる番組が多いが、一部は大晦日・元旦等も編成されている。一方、年末年始以外の祝日は通常通り編成される番組が多い。
ローカルワイド番組としても、かつては様々な局で放送されてきたが、徐々に夕方ワイド番組へと移行していく。さらに夕方ワイドの放送時間が拡大するとともに余力をそちらへそそぐことになり、多くの局で朝の情報番組は東京からのネットの一部をローカルに差し替える局が多くなった。
なお、日本では2010年代以降、NHK BSプレミアム『連続テレビ小説』アンコール枠(7:15 - 7:30)および先行放送枠(7:30 - 7:45)・『にっぽん縦断 こころ旅』(7:45 - 7:59)が地上波民放各局の朝の情報番組の視聴率を食っているとの指摘もある[1]。
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