『悪魔の美しさ』(あくまのうつくしさ、仏: La Beauté du diable)は、1950年に公開されたフランスの映画。ゲーテの戯曲『ファウスト』を監督のルネ・クレールが翻案し映画化した作品。出演はミシェル・シモン(フランス語版)やジェラール・フィリップなど[1]。
日本での初公開時の題は『惡魔の美しさ』[2]。
十九世紀初頭、悪魔の手下メフィストは、老いた大学教授ファウスト博士を誘惑し、魂と引き換えに青年に姿を変えさせる。彼はジプシー娘マルグリットと恋に落ちるが、ファウスト誘拐事件の犯人として警察にとらえられる。ところが、法廷へ老ファウストに化けたメフィストが現れたため、アンリは釈放される。
以降、メフィストは青年へ砂を金に変える術を授けたり、大公妃への愛も取り付けるなど成功を体験させてきたが、魂は手に入らなかった。怒ったメフィストは彼からすべての能力を取り上げ、慌てた青年は契約書に署名してしまう。途方に暮れた青年がマルグリットにすがろうとしたため、ついにメフィストは国中の金を砂に戻し、マルグリットを魔女として告発する。それでも、マルグリットは青年から離れようとせず、メフィストのものにはならなかった。さらに、彼女は宮殿にやってきた民衆へメフィストの契約書を与えた。そこにはファウストの署名があり、メフィストは群衆に追われて破滅する。
※日本語吹替: テレビ版・初回放送1966年1月18日『テレビ名画座』
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