彼は誰時(かわたれどき)は、一日のうち明け方頃のまだ薄暗く、あの人は誰かと判断しかねる時間帯である[1]。彼誰時、彼者誰時とも表記し、彼は誰(かわたれ)[2]ともいう。
「彼は誰時」は、「彼は誰(彼は誰ですか)」と尋ねなければ判らないような、薄暗い夜明けや夕暮れ時を表していた[1]。しかし、のちに夜明けの時間帯に限定されることが多くなり[1]、夕暮れ時は黄昏(誰そ彼)が指すように区別されていった。
「彼は誰時」という言葉は『万葉集』に
暁の かはたれ時に 島蔭を 漕ぎ去し船の たづき知らずも — 『万葉集』第20巻4384番[3]
と登場し、古くから知られた言葉である。
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