帯谷 信弘(おびや のぶひろ、1981年1月15日 - 2021年4月22日)は、日本の男性総合格闘家。千葉県出身。木口道場所属。元DEEPライト級王者。
五味隆典の弟子であり、スパーリングパートナーとして五味を支えたことからPRIDE武士道では「王者の影武者」と紹介された。DEEPではミルトン・ヴィエイラや雷暗暴といった強豪を破っている。
来歴
2002年11月15日、修斗でプロデビュー。鹿又智成と対戦し、引き分けた。
2003年10月31日、修斗2003年度新人王トーナメントウェルター級(-70kg)決勝で鹿又と再戦し、開始11秒パウンドでTKO勝ち。新人王を獲得するも、所属していたGUTSMAN・修斗道場を離脱。フリーランスとして五味隆典と練習を積む。
2004年12月18日、DEEP 17 IMPACTで開催されたフューチャーキングトーナメント76kg以下級に出場し、優勝を果たした。
2006年4月11日、DEEP 24 IMPACTのライト級王者決定戦で雷暗暴と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2006年8月26日、PRIDE初参戦となったPRIDE 武士道 -其の十二-でギルバート・メレンデスに判定負けし、プロ初黒星となった。続く11月5日、PRIDE 武士道 -其の十三-でルイス・ブスカペに判定負け。
2007年2月16日、DEEP 28のライト級タイトルマッチで横田一則と対戦し、判定負けを喫し王座から陥落した。
2008年12月10日、1年10か月ぶりの復帰戦となったDEEP 39 IMPACTでBarbaro44と対戦。パンチを受け鼻血を出すなど劣勢に立たされるも、右ストレートでダウンを奪い、追撃のパウンドでTKO勝ちを収めた。
2009年12月19日、1年ぶりの復帰戦となったDEEP CAGE IMPACT 2009でISEと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO勝ちを収めた。試合後のリング上で「判定?ダメだよ、KOじゃなきゃ」と五味の発言をオマージュしたマイクアピールを行った[1]。
2010年10月24日、DEEP 50 IMPACTのライト級タイトルマッチで菊野克紀に挑戦し、1-4の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[2]。
2014年頃より、トレーニングジムで総合格闘技や柔術の講師を務める[3]。自身もブラジリアン柔術の競技者として、2017年の第11回全日本マスター柔術選手権のマスター2茶帯ミディアムヘビー級で準優勝、マスター2茶帯オープンクラスで3位[4]、2018年の第12回全日本マスター柔術選手権のマスター2茶帯ミディアムヘビー級で優勝[5]、2019年の第13回全日本マスター柔術選手権のマスター2黒帯ミディアムヘビー級で準優勝[6]という結果を残している。なお、2018年より土志田(どしだ)姓で活動を行っていた。
2021年4月22日未明、横浜市青葉区恩田町のコンビニの駐車場で車の中から妻と息子2人と共に遺体で発見された。妻と2人の息子を刺殺した後に自殺を図ったと見られ、無理心中の可能性がある[7][8][9]。40歳没。
戦績
総合格闘技 戦績
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18 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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12 勝
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6
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1
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5
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0
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1
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0
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5 敗
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1
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0
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4
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0
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勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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× |
チェ・ドゥホ |
3R 0:15 KO(跳び膝蹴り) |
DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO 2nd ROUND |
2011年10月29日
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× |
菊野克紀 |
5分3R終了 判定1-4 |
DEEP 50 IMPACT 〜10年目の奇跡〜 【DEEPライト級タイトルマッチ】 |
2010年10月24日
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○ |
セバスチャン・ガルギエ |
5分3R終了 判定3-0 |
Fury 1: Clash of the Titans |
2010年5月21日
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○ |
ISE |
2R 1:49 TKO(スタンドパンチ連打) |
DEEP CAGE IMPACT 2009 第2部 |
2009年12月19日
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○ |
Barbaro44 |
2R 2:35 TKO(右ストレート→パウンド) |
DEEP 39 IMPACT |
2008年12月10日
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× |
横田一則 |
5分3R終了 判定0-3 |
DEEP 28 IMPACT 【DEEPライト級タイトルマッチ】 |
2007年2月16日
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× |
ルイス・ブスカペ |
2R(10分/5分)終了 判定0-3 |
PRIDE 武士道 -其の十三- |
2006年11月5日
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× |
ギルバート・メレンデス |
2R(10分/5分)終了 判定0-3 |
PRIDE 武士道 -其の十二- |
2006年8月26日
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○ |
雷暗暴 |
5分3R終了 判定3-0 |
DEEP 24 IMPACT 【DEEPライト級王者決定戦】 |
2006年4月11日
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○ |
ミルトン・ヴィエイラ |
5分3R終了 判定3-0 |
DEEP 22 IMPACT |
2005年12月2日
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○ |
長谷川秀彦 |
5分2R終了 判定3-0 |
DEEP 19th IMPACT |
2005年7月8日
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○ |
宮本優太朗 |
1R 4:48 TKO(パウンド) |
DEEP 18th IMPACT |
2005年2月12日
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○ |
ジョン・バチスタ・ヨシムラ |
1R 4:50 TKO(左フック) |
DEEP 17th IMPACT 【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 決勝】 |
2004年12月18日
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○ |
Barbaro44 |
1R 1:11 KO(パンチ連打) |
DEEP 17th IMPACT 【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 準決勝】 |
2004年12月18日
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○ |
可児瑛士 |
1R 4:47 腕ひしぎ十字固め |
DEEP 17th IMPACT 【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 1回戦】 |
2004年12月18日
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○ |
鹿又智成 |
1R 0:11 TKO(右フック→パウンド) |
修斗 下北沢修斗劇場 第7弾 〜若大将は誰だ!〜 【新人王トーナメント ウェルター級 決勝】 |
2003年10月31日
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○ |
橋本平馬 |
5分2R終了 判定3-0 |
修斗 Shootor's Dream II 【新人王トーナメント ウェルター級 2回戦】 |
2003年5月30日
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△ |
鹿又智成 |
5分2R終了 判定0-0 |
修斗 |
2002年11月15日
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獲得タイトル
- 修斗ウェルター級新人王(2003年)
- DEEPフューチャーキングトーナメント 76kg以下級 優勝(2004年)
- 第2代DEEPライト級王座(2006年)
- アジアマスター柔術選手権 黒帯ミディアムヘビー級優勝(2019年)
脚注
関連項目
外部リンク