巨大グモの襲撃

巨大グモの襲撃 Arachnids in the UK
『ドクター・フー』のエピソード
話数	シーズン11 第4話
監督	サリー・アプラハミアン
脚本	クリス・チブナル
制作	アレックス・マーサー
音楽	セーガン・アキノラ（英語版）
初放送日	2018年10月28日
エピソード前次回
← 前回 「世界が変わる日」 次回 → 「暗闇の中の希望」

「巨大グモの襲撃」（きょだいグモのしゅうげき、原題："Arachnids in the UK"）は、イギリスのSFドラマ『ドクター・フー』の第11シリーズ第4話。脚本は番組製作総責任者兼エグゼクティブ・プロデューサーのクリス・チブナルが、監督はサリー・アプラハミアンが担当し、2018年10月28日にBBC Oneで初放送された。

本作ではタイムトラベラーの異星人13代目ドクター（演：ジョディ・ウィテカー）と人間の友人グレアム・オブライエン（演：ブラッドリー・ウォルシュ（英語版））とその孫ライアン・シンクレア（演：トシン・コール）とその幼馴染ヤズミン・カーン（演：マンディップ・ギル）がシェフィールドに帰還する。シェフィールドの街では巨大グモが深刻な被害をもたらしており、彼らはホテルの地下に大富豪ジャック・ロバートソン（演：クリス・ノース）が隠蔽した有毒性廃棄物の影響でクモが巨大化したことを突き止める。

本作ではシャロン・D・クラーク（英語版）がグレース役で再出演した。また、クリス・ノースがジャック・ロバートソン役で初出演し、後に2021年新春スペシャル "Revolution of the Daleks" で再出演することになる。視聴者数は822万人で、批評家からは一般に肯定的なレビューをされた。

配役

「新生ドクター、地球に落ちる」の放送の後、クリス・ノースとショブナ・グラティ（英語版）が第11シリーズに出演することが明かされた^[1][2]。クリス・ノースは大富豪ジャック・ロバートソン役で出演し、後に2021年新春スペシャル "Revolution of the Daleks" にて同じ役で再出演した^[3]。

放送と反応

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典	評価
エンターテインメント・ウィークリー	B-[4]
デイリー・ミラー	[5]
ラジオ・タイムズ	[6]
スターバースト（英語版）	7/10[7]
インデペンデント	[8]
タイムズ	[9]
TV Fanatic	[10]

「巨大グモの襲撃」は当夜の視聴者数643万人と番組視聴占拠率29.3%を記録し、全チャンネルでその晩では2番目、その週では3番目に多いリアルタイム視聴者を獲得した番組となった^[11]。Audience Appreciation Indexのスコアは83であった^[12]。タイムシフト視聴者を加算すると視聴者数は822万人に及び、その週の全チャンネルで4番目に多く視聴された番組になった^[13]。

アメリカ合衆国ではBBCアメリカで放送され、リアルタイム視聴者数は90万人に達した^[14]。日本では2019年3月1日からHuluで字幕版・吹替版共に配信が開始された^[15]。

出典

1. Fullerton, Huw (7 October 2018). “Doctor Who casts Mark Addy, Chris Noth and Julie Hesmondhalgh in mysterious new roles”. https://www.radiotimes.com/news/tv/2018-10-07/doctor-who-casts-mark-addy-chris-noth-and-julie-hesmondhalgh-in-mysterious-new-roles/ 7 October 2018閲覧。 
2. Fullerton, Huw (14 October 2018). “Jodie Whittaker to battle mysterious spiders in upcoming Doctor Who episode” (英語). Radio Times. https://www.radiotimes.com/news/tv/2018-10-14/jodie-whittaker-to-battle-mysterious-spiders-in-upcoming-doctor-who-episode/ 14 October 2018閲覧。 
3. ““REVOLUTION OF THE DALEKS” PREVIEW CONFIRMS MAJOR CAST EXITS, A SERIES 11 CHARACTER RETURN & MORE”. Doctor Who TV (2020年11月27日). 2021年1月8日閲覧。
4. Coggan, Devan (28 October 2018). “Doctor Who recap: Not so itsy-bitsy spiders”. Entertainment Weekly. 2021年1月8日閲覧。
5. Jackson, Daniel (28 October 2018). “Doctor Who Arachnids in the UK review: A skin crawlingly good adventure”. Daily Mirror. 2021年1月8日閲覧。
6. Mulkern, Patrick (28 October 2018). “Doctor Who Arachnids in the UK review: "This has it all – a few shivers, a bit of social comment and Chris Noth as a hilarious Trump-alike"”. Radio Times. 2021年1月8日閲覧。
7. JR Southall (2018年10月29日). “DOCTOR WHO Series 11, Episode 4: Arachnids in the UK”. Starbust Magazine. 21 November 2018閲覧。
8. Power, Ed (28 October 2018). “Doctor Who episode 4 was BBC series' ickiest adventure yet – review”. The Independent. 2021年1月8日閲覧。
9. Midgley, Carol (2018年10月29日). “TV review: Doctor Who; Butterfly” (英語). https://www.thetimes.co.uk/article/tv-review-doctor-who-butterfly-n5krzmdkj 2018年11月12日閲覧。 
10. Diana Keng (28 October 2018). “Doctor Who Season 11 Episode 4 Review: Arachnids in the UK”. TV Fanatic. 2021年1月8日閲覧。
11. Marcus (29 October 2018). “Arachnids in the UK - Overnight Viewing Figures”. Doctor Who News. 29 October 2018閲覧。
12. “Arachnids in the UK”. Doctor Who News. 30 October 2018閲覧。
13. “Arachnids In The UK - Official Viewing Figures”. Doctor Who News. 5 November 2018閲覧。
14. “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 10.28.2018”. Showbuzz Daily (30 October 2018). 1 November 2018閲覧。
15. “Huluプレミア「ドクター・フー」シーズン11 特別映像解禁”. TV LIFE web. ワン・パブリッシング (2019年2月8日). 2021年1月7日閲覧。

関連項目

• 恐怖の巨大グモ - 同じくイギリスのSFドラマ『プライミーバル』のエピソード。

外部リンク

• Arachnids in the UK - BBC