崎守町(さきもりちょう)は北海道室蘭市の町。住居表示未実施。郵便番号は050-0055。かつて同名の字が存在した。
地理
室蘭市の西部に位置し、北に石川町,白鳥台、東に香川町,幌萌町、南東に陣屋町と接し、南から西に内浦湾と面する。
河川
海洋
地域の特徴
室蘭市の都市計画マスタープランでは蘭北地域に属する[4]。
白鳥台の東,南,西を取り囲むような形になっている。南西部は埋め立て地で他は台地。北東端近くを道央自動車道が横断し、東端に室蘭ICがある。室蘭ICから接続する北海道道107号室蘭環状線が北東部を縦断、北海道道127号室蘭インター線は南下して陣屋町に抜ける。南部はほとんどの区間をトンネルとしてJR北海道 室蘭本線が南部を横断し、中央部に崎守駅がある。崎守駅からは北海道道704号崎守停車場線が北上し、白鳥台の南東から北西を囲むように通過する国道37号に接続する。
南部に崎守神社,泊然山元室蘭仙海寺,白鳥湾展望台,楢崎製作所、北部に室蘭ゴルフ倶楽部がある。
歴史
室蘭の地名発祥の地で、現在でも元室蘭と呼ばれる[5]。陣屋町に南部陣屋が設置された頃には、ホロシレト岬(現在の崎守神社裏)ににらみ台場(国史跡東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡の一部)が置かれ、15人が配置されていたという[5]。1965年(昭和40年)室蘭ゴルフ倶楽部白鳥コースがイタンキより移転[6]。1968年(昭和43年)崎守駅開設[6]。1984年(昭和59年)白鳥湾展望台設置[6]。
地名の由来
崎守神社と南部陣屋出張台場跡にちなむ[6]。
沿革
町名の変遷
実施内容
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実施年月日
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実施後
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実施前
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字名改正
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1929年(昭和4年)10月16日
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崎守町(字)
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元室蘭(大字)の小字、 モロラン,トコタンバ,モイ,キモンタイ,ペケレオタ,ポンペケレオタ,東沢,沢奥,オホナイ,ヘンベキリウタ,ベキリウタ[7]
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町名新設
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1967年(昭和42年)7月1日
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崎守町
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崎守町(字)
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世帯数と人口
2023年(令和5年)12月31日現在(室蘭市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年)
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121世帯
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[9]
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2000年(平成12年)
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144世帯
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[10]
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2005年(平成17年)
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147世帯
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[11]
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2010年(平成22年)
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151世帯
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[12]
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2015年(平成27年)
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128世帯
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[13]
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2020年(令和2年)
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135世帯
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[14]
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学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[15]。
町
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地番
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小学校
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中学校
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崎守町
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全域
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室蘭市立白蘭小学校
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室蘭市立本室蘭中学校
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交通
鉄道
バス
道南バスが路線バスを運行する。
道路
- 道央自動車道
- 国道37号
- 北海道道107号室蘭環状線
- 北海道道127号室蘭インター線
- 北海道道704号崎守停車場線
施設
寺社
公園
その他
脚注
注釈
- ^ 新室蘭市史 第2巻によれば「町名地番を整理する新住居の実施は、…四十二年(一九六七)七月の第五次整理をもって一応完了した。これによって五十町九十一丁に統合整理された…」となっている[8]。1967年7月1日時点での町を数えると、崎守町も含めなければ50町にならないため、1967年7月1日の第五次整理にて町として成立したと考えられる。
出典
- ^ a b c “町別の人口と世帯数(日本人のみ)”. 室蘭市 (2024年1月4日). 2024年3月20日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2024年3月20日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2024年3月20日閲覧。
- ^ “室蘭市都市計画マスタープラン”. 都市建設部都市政策推進課都市政策推進係. 2023年10月8日閲覧。
- ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 下巻』角川書店、1987年、429頁。ISBN 4040010124。
- ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 上巻』角川書店、1987年、588頁。ISBN 4040010116。
- ^ a b 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、110頁。
- ^ 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、111頁。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ “室蘭市内小中学校通学区域”. 室蘭市 教育部・学校教育課. 2024年3月20日閲覧。
関連項目
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祝津地区 | |
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中央地区 | |
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母恋地区 | |
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輪西地区 | |
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東地区 | |
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中島地区 | |
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高砂地区 | |
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本輪西地区 | |
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白鳥台地区 | |
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廃止された町字名 |
- 大字輪西村
- 大字絵鞆村
- 大字元室蘭村
- 大字千舞鼈村
- 大字札幌通
- 港町
- 泉町
- 大町
- 公園町
- 開運町
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