峰岸 久(みねぎし ひさし、1924年5月5日 - 2023年11月17日[1])は、日本の翻訳家、ジャーナリスト。本名、埜邑 義道(のむら よしみち)。
日本記者クラブ会員、日本文芸家協会会員。峯岸 久の表記もある。
北海道函館市生まれ。1952年東京大学仏文科卒。同年、日本新聞協会に入会。会報・編集各課次長、広告課長、業務部長兼経営部長、国際部長。1979年、事務局次長、同年理事待遇。1989年4月欧州駐在代表。
一方、翻訳家としてジョン・ウィンダム、J・G・バラード、クリフォード・D・シマックなどのSFを主として翻訳した。
翻訳
E・S・ガードナー
- 『嘲笑うゴリラ』(E・S・ガードナー、早川書房) 1956、のち文庫
- 『五人目のブルネット』(E・S・ガードナー、早川書房) 1957、のち文庫
- 『カレンダー・ガール』(E・S・ガードナー、早川書房) 1960、のち文庫
ジョン・ウインダム
- 『トリフィドの日』(ジョン・ウインダム、早川書房、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1963
- 『さなぎ』(ジョン・ウインダム、早川書房) 1966、のち文庫
- 『地衣騒動』(ジョン・ウインダム、早川書房、世界SF全集) 1969
- 『宇宙知性チョッキー』(ジョン・ウインダム、早川書房) 1970
- 『ユートピアの罠』(ジョン・ウィンダム、創元推理文庫) 1981
クリフォード・D・シマック
- 『シマックの世界』(クリフォード・D・シマック、小尾芙佐共訳、早川書房) 1969
- 『大きな前庭』(クリフォード・D・シマック、小尾芙佐共訳、早川文庫) 1981
- 『宇宙からの訪問者』(クリフォード・D・シマック、創元推理文庫) 1983
テッド・オールビュリー
- 『合衆国を売った男』(テッド・オールビュリー、創元推理文庫) 1984
- 『ランターン組織網』(テッド・オールビュリー、創元推理文庫) 1985
- 『オデッサ狩り』(テッド・オールビュリー、創元推理文庫) 1986
- 『偽りの亡命者』(テッド・オールビュリー、創元推理文庫) 1987
- 『鏡の荒野』(テッド・オールビュリー、創元推理文庫) 1991
- 『墜ちた工作員』(テッド・オールビュリー、創元推理文庫) 1993
脚注
- ^ 日本新聞協会『新聞協会報』2023年12月12日付(3面)
参考文献