岡田 三善(おかだ みよし、1869年9月21日〈明治2年8月16日〉 - 1927年〈昭和2年〉12月12日)は、明治から昭和初期の大日本帝国海軍軍人、政治家。最終階級は海軍少将。神奈川県横須賀市長。
経歴
愛知県出身。1890年(明治23年)4月、海軍兵学校第16期卒業。「操江」航海士として日清戦争に出征。日露戦争では「龍田」水雷長として出征、日本海海戦時は「筑紫」副長を務めた。
1912年(大正元年)12月、海軍大佐に進み、横須賀鎮守府附となる。ついで「笠置」艦長、「高千穂」艦長、横須賀海兵団長兼「壱岐」艦長、「厳島」艦長、「橋立」艦長を歴任した。1918年(大正7年)12月、海軍少将に進級と同時に待命し、翌年8月、予備役編入となった。
予備役編入後は、逗子開成中学校長を経て、三上文太郎と1票差で横須賀市長に選ばれ、1927年(昭和2年)7月、就任した。助役に安藤喜八を置き、勇躍処政に就いた矢先、病気のため急死した。墓所は谷中霊園。
栄典
脚注
- ^ 『官報』第5337号「叙任及辞令」1901年4月22日。
参考文献
- 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 海軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500034。
- 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第1、歴代知事編纂会、1983年。
- 福川秀樹 編著『日本海軍将官辞典』芙蓉書房出版、2000年。ISBN 482950272X。
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官選 |
- 鈴木忠兵衛1907.5.17-1909.4.18
- 鈴木福松1909.9.14-1911.1.9
- 田辺男外鉄1911.7.15-1917.7.14
- 奥宮衛1917.10.6-1923.7.14
- 市長職務管掌 林茂1923.7.31-1923.10.9
- 奥宮衛1923.10.9-1924.8.16
- 石渡坦豊1924.12.6-1927.5.26
- 岡田三善1927.7.4-1927.12.12
- 小栗盛太郎1928.3.12-1930.5.30
- 高橋節雄1930.9.22-1932.3.2
- 大井鉄丸1932.3.22-1933.5.15
- 三上文太郎1933.5.26-1934.4.18
- 小泉又次郎1934.5.15-1935.11.15
- 鈴木斎治郎1936.1.22-1938.8.10
- 久野工1938.9.27-1941.1.17
- 岡本伝之助1941.2.13-1943.4.17
- 梅津芳三1943.5.9-1947.1.3
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公選 |
- 太田三郎1947.4.8-1949.6.13
- 石渡直次1949.7.19-1953.6.24
- 梅津芳三1953.7.12-1957.7.9
- 長野正義1957.7.10-1973.7.9
- 横山和夫1973.7.10-1993.7.9
- 沢田秀男1993.7.10-2005.7.9
- 蒲谷亮一2005.7.10-2009.7.9
- 吉田雄人2009.7.10-2017.7.9
- 上地克明2017.7.10-現職
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