富岳風穴(ふがくふうけつ)は富士山(富岳)の北西山麓、山梨県富士河口湖町の青木ヶ原にある溶岩洞(風穴)で、周辺にいくつかある風穴のうちで最大のものである。 1929年(昭和4年)12月17日に旧文部省により天然記念物に指定された。
概要
富岳風穴は総延長201メートル、高さは8.7メートルの横穴で、壁は玄武岩質である。国道139号から北側(富士山頂上と反対側)にある。[1]
夏でも寒い洞窟内では、夏でも溶けない氷柱や、溶岩棚、縄状溶岩などが見られる。江戸時代から昭和時代にかけて様々に利用されてきて、カイコを飼ったりしている。
鳴沢氷穴と共に、富士急グループの富士観光興業が運営していて、入り口手前に富岳風穴売店が森の駅「風穴」として2012年に新装オープンしている。
ギャラリー
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入り口の階段
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入ってすぐ氷の池
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富岳風穴内にある縄状溶岩
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富岳風穴内の溶岩棚
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青木ヶ原の風穴
青木ヶ原は富士山の噴火史上、貞観6年(864年)の「貞観大噴火」の溶岩流が広く流れた所で、大室山や長尾山などいくつかの噴石丘、西湖・精進湖を生み出している。そこには火山性洞窟、溶岩洞がいくつかある。
脚注
外部リンク
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座標: 北緯35度28分38.7秒 東経138度39分26.3秒 / 北緯35.477417度 東経138.657306度 / 35.477417; 138.657306