室谷 克実(むろたに かつみ、1949年(昭和24年) - )は、日本の評論家・ジャーナリスト。
人物
東京都出身。慶應義塾大学法学部を卒業後に時事通信社へ入社し、政治部記者、ソウル特派員、宮崎支局長、宇都宮支局長、時事解説編集長、時事評論編集長、地域づくり編集長などを歴任。2009年(平成21年)の定年退職後より評論活動に入り、大韓民国に関する書籍・記事を出版している。『夕刊フジ』で毎週木曜日にコラム「新・悪韓論」を連載している。
発言
- 室谷は2013年(平成25年)5月28日に新しい歴史教科書をつくる会が主催した「『河野談話』の撤廃を求める緊急国民集会」にて、大韓民国(韓国)について「許してはいけない国だということをハッキリと申し上げたい」と述べた[2]。
- 2013年(平成25年)9月6日、韓国政府は東京電力福島第一原発の汚染水流出問題に関係して、青森・岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・千葉の日本産水産物を全面輸入禁止にすると発表した[3][4]。発表のタイミングがブエノスアイレスで行われていた2020年夏季オリンピック開催国を決めるIOC総会の投票直前であった。室谷は同年9月7日『夕刊フジ』のインタビューに対し、「韓国政府は『五輪招致とは関係ない』と主張するだろうが、このタイミングの発表は『日本=危ない国』という印象付けをして、東京五輪を妨害しているとしか思えない。もともと、韓国の民間団体が日本の五輪招致に反対してきたが、国家規模になった。反日世論が過熱する中で、止められなくなっているのでは[5]」とコメントした。
- 三橋貴明との対談で韓国起源説について室谷は、「戦後のソウルでは、『倭臭がするから』と桜の木を切り倒した。ところが今や外国の都市で、日本からの苗寄贈で出来上がった桜並木を見るや、『わが国の木だ』と始める。そもそもソメイヨシノは、現在の東京・駒込の染井霊園あたりでつくられた桜です」「ウリジナルですね。韓国語の会話にじつに頻繁に出てくる『ウリ』と英語の『オリジナル』を組み合わせた造語です。誰がつくったのか、言い得て妙です」「英語を翻訳した諺も、いつしか『そうした場合、韓国では昔からこういってきた』式になり、その諺を生みだした祖先の英知を自慢したりする。ロケット砲を最初に考え出したのも李朝世宗の朝鮮人だとか。なぜ侵略してきた豊臣秀吉軍に、それを使わなかったのでしょう。そんなに素晴らしい文化・文物を創設してきたならば、なぜ今日の韓国は世界の最先進国家でないのでしょうか。誰かが一つのウリジナル説を唱える。それが、まさに『ウリ自尊心』に合致する話だと、たちまち国民的大合唱になり、いつしか韓国のなかでだけ通じる『もはや証明する必要もない既定の事実』になっていくのです」 と批判している[6]。
著作
単著
共著
まんが原作
『Voice』に掲載されている「超韓流猫コリにゃん」の単行本化作品。
監修
寄稿
定年退職(2009年)以降の論説をリストにあげる。
- 室谷克実「天皇家のルーツは半島!? 詐話がホントになるところ」『歴史通』第7号、ワック、2010年7月、72-78頁。
- 室谷克実「「文明は半島から来た」は大ウソ」『明日への選択』(通号 295)、日本政策研究センター、2010年8月、34-39頁。
- 室谷克実「「日本メーカー惨敗、サムスン大躍進」のカラクリ」『新潮45』第29巻11号 (通号 343)、新潮社、2010年11月、56-62頁。
- 室谷克実「ヤミ金で成立する韓国経済」『WiLL』第95号、ワック、2012年11月、84-91頁。
- 室谷克実「ナチスを上回る世界一の差別王国」『WiLL』第96号、ワック、2012年12月、224-231頁。
- 室谷克実、大野芳「古代朝鮮史 あれもウソ、これもウソ」『歴史通』第23号、ワック、2013年3月、186-197頁。
- 室谷克実「韓国人は世界一の嘘吐き民族だ」『WiLL』第101号、ワック、2013年5月、78-85頁。
- 室谷克実「ひと : 人物交差点 嘘、性犯罪、腐敗、責任転嫁……これでよく日本を批判できる「悪しき韓国」の実像 「反日」韓国の恥ずかしい現実」『明日への選択』第329号、日本政策研究センター、2013年6月、22-27頁。
- 松木國俊、室谷克実「緊急対談 恥知らぬ国韓国とは国交断絶」『WiLL』第104号、ワック、2013年8月、90-101頁。
- 室谷克実「国際 韓国 反日から貶日へ 事実上の政府機関が主導」『改革者』第54巻第8号、政策研究フォーラム、2013年8月、22-25頁。
- 室谷克実「呆れた"ウリナラ"… 韓国紙の変態報道を嗤う」『正論』第500号、産経新聞社、2013年9月、104-109頁。
- 屋山太郎、室谷克実「中国属国化で自滅する韓国 韓国よ、「歴史を忘れた民族に未来はない」!!」『Voice』第430号、PHP研究所、2013年10月、38-49頁、ISSN 0387-3552。
- 室谷克実「韓国のベストセラー「千年恨」の知的レベル」『WiLL』第108号、ワック、2013年12月。
- 室谷克実「あっちでパクパクこっちでクネクネ」『歴史通』第28号(2014年01月号)、ワック、2013年12月9日、46-57頁。
- 室谷克実「BOOKS&MAGAZINES 「嫌韓」「悪韓」、そして「呆韓」へ 誰も信じなかった真の韓国 著者インタビュー 室谷克実『呆韓論』」『Will』第110号、ワック、2014年2月、142-149頁。
- 室谷克実「空想大国・韓国を笑う 第三次通貨危機で失業率が30%になる日」『Voice』第434号、PHP研究所、2014年2月、46-55頁、ISSN 0387-3552。
- 三橋貴明、室谷克実「韓国のことは忘れよう」『Voice』第436号、PHP研究所、2014年4月、50-61頁、ISSN 0387-3552。
- 室谷克実「世界が呆れる「激情国家」韓国」『新潮45』第33巻第4号、新潮社、2014年4月、42-46頁。
- 室谷克実「この人に聞く 『悪韓論』『呆韓論』を書いたわけ 反日教育だけの世代が社会を握る 中国との連携に走る韓国 基本的には相手にしないのが一番」『ニューリーダー』第27巻(第5号) (通号 319) 2014年5月号、はあと出版株式会社、2014年5月、26-29頁。
- 室谷克実、竹田恒泰「「朝鮮日報」はサド 「朝日」はマゾだ 緊急対談」『WiLL』第114号、ワック、2014年6月、46-57頁。
- 室谷克実「韓国の「愚韓」「呆韓」「哀韓」全記録」『WiLL』第115号、ワック、2014年7月、32-53頁。
- 室谷克実「バチカンに叱られた韓国」『歴史通』第32号、ワック、2014年9月、158-171頁。
- 室谷克実「韓国各紙は「朝日全面擁護」」『WiLL』第118号、ワック、2014年10月、78-85頁。
- 室谷克実「「日本沈没」から「韓国沈没」へ いまさらの対日擦り寄りは気色が悪い」『Voice』第443号、PHP研究所、2014年11月、112-119頁。
- 室谷克実「『呆韓論』ナッツリターン篇」『WiLL』第123号、ワック、2015年3月、246-257頁。
- 室谷克実「朴槿惠大統領の呆言、妄言、暴言録」『WiLL』第125号、ワック、2015年5月、66-77頁。
- 室谷克実「「大韓ナチズム」に墜ちた韓国」『歴史通』第36号、ワック、2015年5月、90-98頁。
- 室谷克実「「ヘル・コリア」の恐怖 米国からも中国からも信用されないコウモリ国家の行く末は?」『Voice』第461号、PHP研究所、2016年5月、38-45頁。
- 室谷克実「爆発する韓国経済 "金権による帝国"を維持していけるのか?」『Voice』第468号、PHP研究所、2016年12月、110-117頁。
- 室谷克実「三放世代と「泥の匙」 なぜ恋愛、結婚、出産を放棄せざるをえないのか (総力特集 韓国リスク)」『Voice』第470号、PHP研究所、2017年2月、52-59頁。
- 室谷克実「次期大統領は「左翼のヒトラー」 (特集 朝鮮半島炎上)」『新潮45』第36巻(5) (通号 421)、新潮社、2017年5月、48-55頁。
- 室谷克実「脱北者「差別大国」の悲惨 文在寅氏と安哲秀氏の違いは「従北派の左翼」か「親北派のブルジョワ左翼」か (総力特集 韓国漂流)」『Voice』第474号、PHP研究所、2017年6月、44-53頁。
- 室谷克実「巻頭インタビュー ヘルコリアが生んだ「左翼のヒトラー」」『明日への選択』第377号、日本政策研究センター、2017年6月、4-9頁。
コラム
2013年(平成25年)6月25日から同年7月9日まで、連載コラム「韓国の真実」を産経新聞グループに寄稿した。「韓国の真実」は産経デジタルが運営するニュースサイト「ZAKZAK」でも連載された。同年7月10日から毎週水曜日に「新・悪韓論」を連載している[7]。
脚注
関連項目
外部リンク
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単著 |
朝日新聞「戦時社説」を読む - 悪韓論 - 韓国は裏切る - 新・悪韓論 - ディス・イズ・コリア - 仲良く自滅する中国と韓国 - 日韓がタブーにする半島の歴史 - 呆韓論
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共著 | |
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