学校の怪談(がっこうのかいだん)とは、学校にまつわる怪談のこと。
概要
「学校の怪談」は口承文化の一つであり、「分からなさ」という要素が必ず含まれることからコミュニケーションツールとして脈々と引き継がれていくこととなった[1]。
第二次オカルトブームが到来した1990年代に入ると、後述の「七不思議」とともに多くの映画やドラマ、小説、漫画、TVゲームのモチーフとなり、定型化されていった。
「学校の怪談」は「子供の他愛無い戯言」とされる場合も多いが、昨今のそれは旧来の「怖い話」に、時代性を引用することでリアリティを付加される事例も多く、情報の伝播速度の特進化と相まって、地域を巻き込んだ「社会現象」になる事もある。
「学校の七不思議」
これらの怪奇譚を7つ集めたものが「学校の七不思議」・「学園七不思議」で、7つ全てを知ってしまうと(または「隠された8つ目を知ると」)不幸が訪れるとされる場合が多い。なお、伝承の総数は必ずしも7つであるとは限らない。
怪談の例
学校の怪談を題材とする作品
以下の作品以外でも、学園もの等の学校を主な舞台とした作品では、エピソードの一つとして七不思議を取り上げることが多い。
書籍
映画
学校のみならず、洞窟・街中・灯台など様々な場所を舞台とした5作品が製作された。
テレビドラマ
関西テレビ系で連続シリーズ及びスペシャル版6本が製作・放送された。
- 学校の怪談(1994年1-3月)
- 学校の怪談R(1996年7月)
- 学校の怪談f(1997年7月)
- 学校の怪談G(1998年7月)
- 学校の怪談 春のたたりスペシャル(1999年3月)
- 学校の怪談 春の呪いスペシャル(2000年3月)
- 学校の怪談 春の物の怪(もののけ)スペシャル(2001年3月)
携帯配信
ゲームソフト
アニメ
パロディ
以下はタイトルをもじった作品であり、内容は学校の怪談とは無関係。
関連項目
出典
- ^
“消えた?学校の七不思議 記者、怪談探し25年ぶり母校へ(京都新聞)”. 京都新聞 (2011年12月3日). 2015年6月14日閲覧。