夏葉社(なつはしゃ)は、島田潤一郎(しまだ じゅんいちろう、1976年 - )が2009年9月[2]に一人で起業した[3]日本の出版社である。スローガンは「何度も、読み返される本を。」
沿革と概要
島田潤一郎がアルバイトや派遣社員をしながらヨーロッパやアフリカを放浪した後に、編集者としての勤務経験を持たないまま2009年に創業した[4]。出版第1号はバーナード・マラマッド『レンブラントの帽子』で、装幀を和田誠が手がけ、荒川洋治が巻末エッセイを執筆した。出版点数のうちの多くが絶版となっていた名著の新装復刊である[5]。
2冊目の出版となった関口良雄『昔日の客』をピース・又吉直樹が「ざっくりハイボール」(テレビ東京)など複数のメディアで紹介したことから脚光を浴びる[6]。
2000年以降に注目を集めている「ひとり出版社」と呼ばれる事業のさきがけ的存在とも評される[7]。
2019年から新レーベル岬書店名義での出版も行っている。こちらは取次会社を経由せず、全国の独立系書店を中心に販売されている[8]。
主な発行書籍
島田潤一郎の著作
脚注
参考文献
外部リンク