堀正文

堀 正文
生誕 (1949-06-29) 1949年6月29日(75歳)
出身地 日本の旗 日本富山県高岡市
学歴 フライブルク音楽大学卒業
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン
共同作業者 NHK交響楽団

堀 正文(ほり まさふみ、1949年6月29日 - )は、日本ヴァイオリン奏者富山県高岡市出身[1]

人物・来歴

5歳からヴァイオリンを始める。

京都市立堀川高等学校音楽科(現京都市立京都堀川音楽高等学校)を経て、フライブルク音楽大学に留学し、ウールリヒ・グレーリングドイツ語版ウォルフガング・マシュナーに師事する。在学中より、ハイデルベルク室内合奏団のソリストとして、ヨーロッパ各地への演奏旅行を行う。1973年、同大学を卒業と同時に同大学の講師となる。1974年ダルムシュタット国立歌劇場英語版管弦楽団の第1コンサートマスターに就任する。同年、フランクフルト放送交響楽団とのヴィニャフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番を共演。

1979年、東京でNHK交響楽団とのチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲を共演したのを契機に、9月、NHK交響楽団にコンサートマスターとして入団。その後、長年、ソロ・コンサートマスターを務め、同楽団退団後、現在は同楽団の名誉コンサートマスターに就任している。N響での功績に対して有馬賞を受賞している。

1988年には、ヴァーツラフ・ノイマン指揮/チェコ・フィルハ-モニー管弦楽団日本ツアーのソリストとして共演する[2][3]など、海外の著名なオーケストラへの客演も行う。

演奏活動のかたわら、ジュネーヴ国際音楽コンクールフォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクールレオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール、シュポア国際コンクール、仙台国際音楽コンクール、名古屋国際音楽コンクール、日本音楽コンクールなどの音楽コンクールの審査員を務め、また桐朋学園大学主任教授として後進の指導にあたる。

現在、桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室お茶の水教室弦楽器科主任[4]

受賞

  • とやま賞(1985年度(昭和60年度)・芸術文化部門)[5]
  • 有馬賞:故・有馬大五郎(元NHK交響楽団副理事長)の生前の音楽界への貢献とNHK交響楽団育成の偉業を記念するため、1981年(昭和56年)に設けられた。NHK交響楽団の発展に顕著な功績をおさめた関係者、関係団体、NHK交響楽団の職員を受賞対象としている。堀は、1991年に受賞。

ディスコグラフィ

アルバム

参加作品

  • <廃盤>『武満徹作品集〜21世紀へのメッセージVol.4』(1997年9月26日、ポリドール、POCG-10053)[8][9]
  • NHK 名曲アルバム 20.特選名曲集~アニー・ローリー~』(2000年4月1日、ポリドール
  • NHK名曲アルバム エッセンシャルシリーズ19 モルダウ 東欧(2)』 (2006年10月4日、キングレコード
  • 『夢〜コントラバス作品集』(2013年2月25日、マイスター・ミュージック、MM-2142)[10]

出演番組

出典・資料

脚注

  1. ^ 堀正文(ほりまさふみ)のプロフィール・画像・出演スケジュール”. ザテレビジョン. 2020年3月19日閲覧。
  2. ^ クラシックフェスティバル”. 中京テレビ事業 CTE.jp. 2020年3月19日閲覧。
  3. ^ 第17回 ヴァーツラフ・ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演”. note. 2020年3月19日閲覧。
  4. ^ 講師陣紹介”. 桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室. 学校法人桐朋学園. 2020年3月19日閲覧。
  5. ^ 「とやま賞」受賞者一覧(部門・年度順)”. 富山県ひとづくり財団. 2020年3月19日閲覧。
  6. ^ モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 / フランク:ヴァイオリン・ソナタ 堀正文(VN)清水和音(P) [SA-CDハイブリッド]”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年3月19日閲覧。
  7. ^ モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番”. ORICON NEWS. oricon ME. 2020年3月19日閲覧。
  8. ^ 21世紀へのメッセージVol.4 岩城宏之 / オーケストラ・アンサンブル金沢 他”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年3月19日閲覧。
  9. ^ 武満徹作品集〜21世紀へのメッセージVol.4”. ORICON NEWS. oricon ME. 2020年3月19日閲覧。
  10. ^ 夢〜コントラバス作品集 吉田秀(CB)”. CDJournal. 音楽出版社. 2019年2月18日閲覧。

外部リンク