古城 武司(こしろ たけし[1]、1938年12月10日 - 2006年2月8日)は、日本の漫画家。広島県呉市(旧・豊田郡)安浦町三津口出身。
略歴
1958年に上京[1]。1960年、講談社の雑誌『なかよし』の懸賞漫画に応募し入賞。同誌に『花の子マリ』を発表しデビュー。
吉田竜夫のアシスタントも務めていた[2][3]。
1966年に妹が結婚して、漫画家の望月三起也と姻戚になる[4]。
1970年代には『超人バロム・1』、『流星人間ゾーン』、『勇者ライディーン』、『伝説巨神イデオン』などのコミカライズで活躍[5][6]。集英社の伝記物の学習漫画も手掛けた[7]。代表作は1973年から連載した『おれとカネやん』[5][6]。
舌癌を病み鎖骨まで転移したが、絵が描けなくなるという理由で手術を拒み[8]、2006年2月8日に死去[7]。
人物
原稿はほとんど残さずに捨ててしまっているという[5]。
作品リスト
関連項目
脚注
- ^ a b 日外アソシエーツ編集部『漫画家・アニメ作家人名事典』日外アソシエーツ、1997年、p.159
- ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.27
- ^ 幸森軍也『ゼロの肖像 「トキワ荘」から生まれたアニメ会社の物語」』講談社、2012年、p.89
- ^ 瀬戸龍哉編『コミックを創った10人の男 巨星たちの春秋』ワニブックス、2002年、p.116
- ^ a b c 「偉大なるB級マンガ家たち!」『別冊宝島288 70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか』宝島社、1996年、p.119
- ^ a b と学会『トンデモマンガの世界』楽工社、2008年、pp.244-245
- ^ a b 古城武司氏死去/漫画家 四国新聞社 2006年2月11日
- ^ 2008年4月1日放送『開運!なんでも鑑定団』[信頼性要検証]
- ^ “少女マンガはどこからきたの?web展”. www.meiji.ac.jp. 2024年7月10日閲覧。
- ^ “くだん書房:目録:マンガ:雑誌:講談社”. www.kudan.jp. 2024年7月13日閲覧。
- ^ “「ああ無情・小公女」1961(S36)01.15ふろく”. ekizo.mandarake.co.jp. 2024年7月10日閲覧。
- ^ “当時物 希少 レア ふたつぼし たのしい三年生 12...”. Yahoo!オークション. 2024年7月13日閲覧。
- ^ “くだん書房:目録:マンガ:雑誌:講談社”. www.kudan.jp. 2024年7月13日閲覧。
- ^ “くだん書房:目録:マンガ:付録マンガ”. www.kudan.jp. 2024年7月10日閲覧。
- ^ “少女マンガはどこからきたの?web展”. www.meiji.ac.jp. 2024年7月10日閲覧。
- ^ “ぼくら 13(7) | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年7月13日閲覧。
- ^ “ぼくら 13(11) | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年7月13日閲覧。
- ^ 東京都古書籍商業協同組合『ターザン 【付録漫画】(古城武司) / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」』。https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=367282631。
- ^ 東京都古書籍商業協同組合『オリバー! -世界名作のミュージカル物語- なかよしブック なかよし昭和43年6月号付録(古城武司) / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」』。https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=240255582。
- ^ “第一部最終回! 69年 ぼくら10月号ふろく「超人打者」超巨弾別冊! | 実用外百貨店 レトロ珍品 モラトリアム powered by BASE”. 実用外百貨店 レトロ珍品 モラトリアム. モラトリアム. 2024年8月17日閲覧。
- ^ “くだん書房:目録:マンガ:雑誌:小学館:学年誌”. www.kudan.jp. 2024年7月11日閲覧。
- ^ “TV テレビマガジン 1974年/昭和49年 1月号 仮面...”. Yahoo!オークション. 2023年12月22日閲覧。
- ^ “少年科学探偵 消えたプラチナ TOMOコミックス 名作ミステリー 古城武司 主婦の友社”. オークファン. 2024年7月8日閲覧。
- ^ 寺田憲史『アニメ・ゲームビジネス創作術』小学館、2000年、p.24