初富(はつとみ)は、千葉県鎌ケ谷市にある地名である。なお、初富の他、初富本町、北初富、東初富、南初富についても併せて述べる。
地理および概要
鎌ケ谷市の北西部から東部にかけて広がる。住居表示の実施により、現在は北初富・初富・初富本町・東初富・南初富に分かれている。また新鎌ケ谷・くぬぎ山・中央・富岡なども、住居表示の実施により初富から分かれた。このほか、かつては松戸市に「初富飛地」が存在したが、現在は五香西の一部となっている(松戸市の町名#廃止された大字を参照)。
北初富
初富と名前の付く中でもっとも面積が狭く、もっとも人口が少ない地域である。
北初富と名乗っているが、実際には初富よりも南である。
北西側は串崎新田、北東側は初富、東側は初富本町、南側は北中沢および東中沢と隣接している。
郵便番号は273-0126[6]である。
初富
もっとも面積の広い地域であるが、2008年2月25日実施の新鎌ケ谷への分割で一時期ほど広くはなくなっている。3エリアに分断されている。
郵便番号は273-0121[2]である。
初富本町
1・2丁目があり、鎌ケ谷市および初富の中央に位置する。
北側は初富、新鎌ケ谷、東側は中央、南側は富岡、西側は東中沢と隣接している。
郵便番号は273-0125[4]である。
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、初富本町1-12-8の地点で10万7000円/m2となっている。鎌ヶ谷市で最も地価が高い。[12]
東初富
1丁目~6丁目まであり、初富のなかで最も東に位置する。
北側は初富、東側は東鎌ケ谷・白井市冨士、南側は鎌ケ谷・丸山、西側は南初富と隣接する。
郵便番号は273-0122[8]である。
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、東初富6-6-12の地点で10万1000円/m2となっている。[12]
南初富
1丁目~6丁目まである。
南初富と名乗っているが、実際には東初富のほうが南である。
初富地域の中ではもっとも人口の多い地区である。
北側は初富・新鎌ケ谷、東側は東初富、南側は丸山・富岡、西側は中央と接している。
郵便番号は273-0123[10]である。
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、南初富2-13-2の地点で9万1000円/m2となっている。[12]
初富地区の市街化調整区域の地価は1平米あたり約52000円である。
地名の由来
明治新政府の手により、小金牧(千葉県北西部)および佐倉牧(同県北部)の開墾が行われ、開墾地には開墾の計画順に地名が付与された。初富は最初に当る。他は、二和、三咲(以上船橋市)、豊四季(柏市)、五香、六実(以上松戸市)、七栄(富里市)、八街(八街市)、九美上(香取市)、十倉(富里市)、十余一(白井市)、十余二(柏市)、十余三(成田市・多古町)である。
世帯数と人口
2017年(平成29年)11月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
初富
初富本町
丁目 |
世帯数 |
人口
|
初富本町一丁目
|
770世帯
|
1,686人
|
初富本町二丁目
|
468世帯
|
1,132人
|
計
|
1,238世帯
|
2,818人
|
北初富
東初富
丁目 |
世帯数 |
人口
|
東初富一丁目
|
440世帯
|
1,023人
|
東初富二丁目
|
464世帯
|
1,144人
|
東初富三丁目
|
807世帯
|
1,999人
|
東初富四丁目
|
493世帯
|
1,088人
|
東初富五丁目
|
809世帯
|
1,778人
|
東初富六丁目
|
253世帯
|
530人
|
計
|
3,266世帯
|
7,562人
|
南初富
丁目 |
世帯数 |
人口
|
南初富一丁目
|
786世帯
|
1,888人
|
南初富二丁目
|
754世帯
|
1,883人
|
南初富三丁目
|
676世帯
|
1,623人
|
南初富四丁目
|
963世帯
|
2,284人
|
南初富五丁目
|
583世帯
|
1,390人
|
南初富六丁目
|
449世帯
|
1,083人
|
計
|
4,211世帯
|
10,151人
|
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]。
初富
初富本町
北初富
東初富
南初富
交通
鉄道
初富地域は広範囲に及ぶため、鎌ヶ谷大仏駅、初富駅、新鎌ヶ谷駅、北初富駅、くぬぎ山駅、元山駅、六実駅、西白井駅が最寄り駅となる。このうち、初富地域にある駅は北初富駅(北初富4番6号)のみである。なお、初富駅は初富ではなく中央に位置し、北初富駅も2014年2月までは北中沢に所在していた[14]。
道路
なお、くぬぎ山交差点(初富・くぬぎ山)~初富交差点(初富本町・中央・富岡)までは国道464号と県道57号線、初富交差点~鎌ヶ谷消防署前(初富)の間は464号と船取線が重複している。
バス
町内を鎌ケ谷市コミュニティバスききょう号が通る。
初富東部と東初富地区の風間街道には船橋新京成バス(鎌10・鎌12系統)が通る。
教育機関
県立鎌ケ谷西高校住所は公式ホームページに記載。
施設
鎌ケ谷総合病院
初富地区
南初富地区
東初富地区
初富本町地区
脚注
- ^ a b c d e f “住民基本台帳人口【町丁別人口・世帯数】”. 鎌ケ谷市 (2017年11月1日). 2017年11月16日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月16日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月16日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月16日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月16日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年11月16日閲覧。
- ^ a b c 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ 鎌ケ谷市立小学校及び中学校の通学区域について - 鎌ケ谷市 (2017年7月1日). 2017年11月17日閲覧 (PDF)
- ^ 中央はもともと初富から分かれた区域であるため、初富駅は本来は初富地域の駅だったといえる。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 鎌ケ谷市ホームページに記載。
関連項目
外部リンク
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中央地域 | |
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中央東地域 |
初富(700 - 927番地) | 東鎌ケ谷(1 - 3丁目) | 東初富(1 - 6丁目) | 南初富(1 - 3丁目)
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東部地域 | |
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南部地域 | |
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西部地域 |
粟野(426 - 538番地) | 北初富 | 串崎新田 | くぬぎ山(1 - 5丁目) | 佐津間(1300 - 1400番地) | 初富(1 - 399・1300番地 - )
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北部地域 |
粟野(1 - 425・539番地 - ) | 軽井沢 | 佐津間(2・222 - 298・600 - 1299番地) | 中佐津間(1 - 2丁目) | 西佐津間(1 - 2丁目) | 南佐津間
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