株式会社八木書店(やぎしょてん)は、日本の文芸・学術出版社であり、古書店、新刊書取次でもある。住所番地からわかるように、神田古書店街の中心に在り、古書店業界の顔というべき会社である。従業員は約50名。
1934年、八木敏夫が一誠堂書店から独立し、日本古書通信社を神田三崎町にて創業[1]。同年9月、六甲書房設立[1]。
終戦後、上野松坂屋古書部をテナントとして経営し、銀座、名古屋、静岡の各松坂屋古書部を経営[1]。1953年、上野松坂屋古書部が閉鎖となり、株式会社八木書店と改称[1]。
1961年、神保町に古書部を設立開業[1]。1984年、八木壮一が社長就任[1]。2012年、株式会社八木書店を分割し、株式会社八木書店ホールディングスを設立・社名変更[1]。分社化にて株式会社八木書店・株式会社八木書店古書出版部を設立し、株式会社日本古書通信社も持株会社となる[1]。
日本古典文学・近代文学関連の出版事業を幅広く行っている。その評価は高く、数多くの受賞歴や表彰歴がある。また、2006年に倒産した続群書類従完成会から、2007年に出版事業を引き継いだ[2]。2014年10月1日より『群書類従』(30冊)、『続群書類従』(86冊)、『続々群書類従』(17冊)の全文をデータベース化し、ジャパンナレッジ上で公開している。
2006年、『徳田秋聲全集』の刊行により第54回菊池寛賞を受賞した。
創業者の弟・八木福次郎(1915年 - 2012年)は、長年にわたり月刊誌『日本古書通信』を主宰した。現在の『日本古書通信』編集長は樽見博。同社でも、文芸史(近刊は延原謙の伝記)関連や、古書(「古本屋名簿」)・書誌関連(青木正美や山下武などの著作)の出版活動を行っている。
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