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この項目では、1979年創業の出版社について説明しています。戦前の文芸同人については「作品 (同人誌)」をご覧ください。 |
作品社(さくひんしゃ)は、東京都千代田区にある人文社会科学系の出版社。
概要
ヘーゲルの著作を長谷川宏の訳で多く出版。そのほか社会科学・哲学書を多数刊行。
『日本の名随筆』シリーズや、八切止夫の作品出版を続けた。傍ら『ペニスの文化史』などの、性にまつわる文化史(あるいはセクソロジー)の翻訳本を多数出版している。『ヴァギナの文化史』は1年間で12刷を数えるほどのヒットとなり、『体位の文化史』は『タモリ倶楽部』で取り上げられ話題を集めた。仲正昌樹の「入門講義」シリーズが好評を博している。
熊野純彦訳『判断力批判』『実践理性批判』『純粋理性批判』を刊行し、カントの“三批判書”個人完訳を成し遂げた。海外文学では「金原瑞人選オールタイム・ベストYA」のシリーズがあり、八重樫克彦・八重樫由貴子訳でE・ロセーロ、M・バルガス=リョサ、M・アギニスが刊行されている。岸本佐知子訳のリディア・デイヴィス、佐川愛子訳のE・ダンティカでも知られる。ジョン・ウィリアムズ/東江一紀訳『ストーナー』は第1回日本翻訳大賞読者賞を受賞した。
沿革
外部リンク