伊原 徳(いはら とく[1][2]、(1930年〈昭和5年〉3月27日[3][4] - )は、日本の元俳優である[1][5]。
1930年(昭和5年)3月27日、広島県広島市に生まれる[1][5]。国立音楽学校卒業[1]。
三及社(灰田兄弟事務所)を経て、1947年(昭和22年)に新東宝(現在の国際放映)へ入社[1][5]。その後、1950年(昭和25年)には東宝の専属俳優となる[1][5]。
1954年(昭和29年)に公開された黒澤明監督映画『七人の侍』で映画デビュー[5]。以後、サラリーマンもの、東宝特撮、時代劇等ジャンルを問わず数多くの映画に出演したが、あまり目立たない役が多く、名前がクレジットされることもほとんどなかった。東京俳優生活協同組合に所属していた時期もある[3]。
1971年(昭和46年)以降、映画出演の記録がないが、同年の俳優専属システム崩壊時に引退したものと思われる。以後の消息は不明である。