今成 夢人(いまなり ゆめひと、1985年9月22日- )は、日本の男性プロレスラー及び映像作家。プロレスラーとしてはガンバレ☆プロレス所属。新潟県長岡市出身。血液型O型。
高校時代はアマチュアレスリング部に在籍。本格的な活動とは無縁な部活動であった。
大学受験に際し見学に訪れた武蔵野美術大学で、アントーニオ本多(当時はアントニオ本多)対長州ミキティによって行われていた学生プロレスの試合を観戦。本多の動きに対して「あらゆるムサビの展示物よりも芸術性を感じ」てしまい、二浪の末に多摩美術大学情報デザイン学科に入学。同時に一橋大学を母体とするHWWA(一橋大学世界プロレスリング同盟)で学生プロレスラーとしての活動開始する。当時のリングネームは「金的桜ヶ丘」。聖蹟桜ヶ丘に住んでいる事に由来して名付けられた。
学生プロレスラーとして、2007年8月10日のDDT闘うビアガーデン興行に参戦。今ではビアガーデンの恒例行事となった時限爆破怪談新沼袋デスマッチでマッスル坂井と対戦した。その後、2008年5月6日に後楽園ホールで行われたマッスル・ハウス6では当時マッスルやDDT本隊に上がっていたアントーニオ本多と特殊ルールで対戦し勝利を収めている。2008年11月11日の第1回のBOYSに本名で参戦しKUDOと対戦。これが公式においてプロレスラーとしてのデビュー戦となっている[1]。
2009年には、卒業制作として短編ドキュメンタリー映画『ガクセイプロレスラー』を撮影。帝京大学などを母体とする学プロ団体「SWSガクセイプロレス」で学生プロレスに情熱を燃やす若者の姿を、独特のユーモアと瑞々しい感性で描写し、国内外の映画祭で上映されるなど高い評価を得た。
またエロワード・ネゲロとして主演を務めた冨永真一郎は、この作品で注目されたのを切掛にユニオンプロレスからプロデビューを目指すことになる。
卒業後、愛知県の中京テレビ放送に入社するも、クリエイティブな仕事をしたい欲求から配属部署における業務内容と環境にギャップを感じ退社。
DDTプロレスリングに映像班のアルバイトとして参加して、「男色牧場クラシックvol.1~安部ユキヒロの憂鬱~」を撮影。被写体である安部行洋の姿と己の現状を重ね合わせドキュメンタリータッチで劇的に追った手法は、従来のDDTの映像作品とは一線を画していた。
その後、DDTプロレスリング社員として各種映像の作製や、ニコニコ動画の配信など映像関連の業務を担当する。2013年、テレビ埼玉で始まった『DDTプロレス中継 さいたまースラム!』については、構成・編集・ナレーションから、完パケ品の納品まで、ありとあらゆる作業を一任されている。
DDTプロレスリングの映画部門進出第1弾として企画された「プロレスキャノンボール2014」ではマッスル坂井総監督の下、助監督として映像の編集作業等に参加。さらには自らも作品の主要登場人物としても出演。自らが所属するガンバレ☆プロレスを注目させたい一心で、同チームの大家健と共に空回りが生じてしまい、それを乗り越えるためにどうすればいいのかが解らず、支離滅裂な行動を取りながら苦悩する様子が作品に収められている。
2016年11月公開の「俺たち文化系プロレスDDT」においても、助監督・撮影・出演にクレジットされている。
DDTプロレスリング → 株式会社TEC → 株式会社CyberFightの映像班と渡り歩いてきたが、2023年9月をもってCyberFightを退社しフリーの映像作家となった(プロレス活動は、ガンバレ☆プロレス所属として継続)[2]。