京都教育大学附属高等学校(きょうときょういくだいがくふぞくこうとうがっこう)は、国立大学法人京都教育大学の附属高等学校。京都府京都市伏見区深草越後屋敷町に所在し、京都府で唯一の国立高等学校である。
1965年(昭和40年)、京都学芸大学附属高等学校として創立。京都学芸大学附属京都中学校旧校舎(京都市北区)を仮校舎としていたが、1966年(昭和41年)、京都市伏見区深草越後屋敷町に移転、校名も「京都教育大学教育学部附属高等学校」となる。2004年(平成16年)国立大学法人化に伴い現校名となる。
京都教育大学附属京都小中学校、京都教育大学附属桃山中学校から連絡進学する生徒(計約120名)と、外部募集で入学する生徒(約40名)から構成される。
2024年(令和6年)、京都教育大学附属桃山中学校との併設型中高一貫教育校となる[1][2][3][4]。
京都教育大学の附属学校として、研究に裏付けられた授業を行い、自ら目標を立て、課題を設定し、調べ、考察する学習を行っている。大学進学を意識しており、高2からはサイエンスコース (S) とグローバルコース (G) を選択する。2018年度入学生迄は、上記2クラスの他にSクラス(深い探求と高度な演習)とAクラス(学習状況を踏まえ、効果的な探求と演習)の2×2=4つの選択制を実施していた。
2002年(平成14年)に自然科学コースを設置し、以来、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール (SSH) の認定を4期連続で2019年度まで受けていた。
政財官学をはじめとする各界の著名人を数多く輩出している[5][6]。
(沿革節の主要な出典は公式サイト[7])
大日本帝国陸軍第16師団司令部ならびに一部の隷下部隊・施設は京都市伏見区内に設置されていた。その名残で、京都教育大学附属高校の敷地は、師団隷下部隊である輜重兵(しちゅうへい)第16部隊跡地が使われている。輜重兵第16部隊の南門と歩哨舎は京都市消防学校の移設に伴い、元陸軍第十六師団輜重部隊の遺跡を保存する会によって高校の敷地に移設された。移設場所は、墨染通りから高校へ続く道、通称京教ロードの西側にある。