京楽産業.株式会社(きょうらくさんぎょう、KYORAKU)は、愛知県名古屋市天白区中砂町に本社(登記上の本店も同じ[3])を置くパチンコ・パチスロメーカーである。社名の後ろに小さい点「.」(ドット)が付くが、誤植ではなく正式名称である[1][3]。
戦後に使用されず放置されていたガラス板を見た創業者の五十君が、これを用いて娯楽機を作れるとひらめき、1952年にパチンコ台の製造を目的に京楽遊機製作所を創業。会長職に就任した五十君が、仲間の榎本と共に法人改組し、1961年(昭和36年)に京楽産業株式会社を設立。2006年8月25日付で社名に「.」の入る現社名へ商号変更した(その理由について会社側からの説明はない)。
会社ロゴマークの「!!」には「もっと驚きを(モアサプライズ)」という意味が込められている。吉本興業と資本業務提携しており吉本興業の主要株主の一つである。
アニメーションや特撮、アイドル、人気ドラマや映画等の幅広い認知度を持つ作品等をテーマにしたパチンコ台の製造に力を入れている。その一方で、近年は少なくなったが、羽根モノタイプや権利物タイプなどの、いわゆる「平台」機種の開発・発売も行っている。
テレビCMを積極的に放映しており、特に力を入れる新機種のCMは導入前後に放映される。またYouTubeで公式チャンネルを開設し、自社製造のパチンコ・パチスロ機を使った実践動画を更新している。
本社のある名古屋市内では、グループ会社によるパチンコチェーン店「サンシャインKYORAKU」の経営も行っており、京楽産業. の新機種が全国デビューに先駆けて1ヶ月ほど前から大量に先行導入(ロケテスト)される。これら直営ホールの中でも特に錦三丁目にある「サンシャインKYORAKU 栄」には、商業施設や飲食店、シースルー観覧車などが併設されている。
なお、同じ愛知県内でパチンコチェーン店「京楽会館」を展開する「京楽グループ」とは資本・人的関係はない。[要出典]
以下の子会社を有する[6]。
出典:パチンコ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD)
出典:パチスロ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD)
「ミス・サプライズ」とは、京楽産業の掲げる「MORE SURPRISE!!~皆様に喜び、驚き、発見、感動を提供し続ける~」という企業メッセージを、より広く多くの遊技者に伝えるために活動する京楽のキャンペーンガール。 2001年9月から2010年3月まで、基本的に1年間の任期で女性タレントを起用していた。
2010年4月[17]、ミス・サプライズに代わりSKE48のメンバーから3名(出口陽・高田志織・小野晴香)を起用して「ゼブラ戦隊」を結成、その後ゼブラ戦隊の3名と平田璃香子・古川愛李を起用して、新たなキャンペーンユニット・「ゼブラ天使 キュインキュイ〜ン」を結成した。なお、2012年3月をもって、きキュインこと小野晴香がSKE48を卒業したため、小野を除いた4名で活動していた[18]。主な活動は、京楽産業.の公式ホームページ内で公開されている「サプライズチャンネル」への出演、連載のほか、パチンコホールで行われるイベント出演など。また『漫画パチンコ777』では、十神真による漫画化作品『今日も天使のお仕事中!!』が連載された。
2012年、「ゼブラ天使 キュインキュイ~ン」がユニット名を「ゼブラエンジェル」と改名(全てカタカナ表記)し、メンバーも結成時の5名から、ラッキーセブンを意味する7名(謎のプレミアムメンバー1名を追加して計8名)にした。メンバーは出口・高田・古川・桑原みずき・佐藤聖羅・梅本まどか・小林亜実・鬼頭桃菜[19]。
その後5人が卒業したため、2014年に新メンバーを補充、矢方美紀・斉藤真木子・山下ゆかり・竹内舞の4人が加入して7人体制となった。さらに2015年春に2人が卒業、2015年6月に山内鈴蘭と辻のぞみが加入[20]。2015年11月から翌3月にかけても3人卒業したため、2016年4月に須田亜香里、石田安奈、谷真理佳が加入した。さらに2017年2月から5月にかけて3人が卒業したため、同年6月に大場美奈、木本花音、佐藤佳穂が加入した。木本の卒業に伴い、2018年3月に荒井優希が加入し、衣装も一新された。
ほかに機種独自のキャラもある(冬ソナのアザラシ、仕事人の竜、仮面ライダーの蜂女など)。
他多数
2009年に発売された「CRぱちんこおぼっちゃまくん」は、漫画『おぼっちゃまくん』作者の小林よしのりが、著書などで極右・嫌韓思想を主張していたことから、「小林作品のパチンコ化は、パチンコ業界と関係が深いとされる朝鮮に対し問題ではないか」と賛否両論となった。
この騒動については「CRぱちんこおぼっちゃまくん#パチンコ批判をめぐる問題」を参照。