中嶋 敦子(なかじま あつこ、1961年〈昭和36年〉12月21日[1] - )は、日本の女性アニメーター、キャラクターデザイナー。フリー。神奈川県出身[1]。夫はアニメーターの平田智浩[2]。
アニメ専門学校の国際アニメーション研究所に進学[3]、在学中に『ワンワン三銃士』の動画のアルバイトをしたのが初仕事である(同専門学校はスタジオ・ルックと繋がりがあった)。卒業後の1982年(昭和57年)にフリーのアニメーターとして専門学校同期の小田不二夫ら仲間8人とピグモン8という作画スタジオを設立し、ルックの下請けを開始[1][4]。1984年頃にはピグモン8を離れ、斉藤格や靏山修の主宰する作画スタジオ・トウニウへ移籍する[1]。
1985年にテレビアニメ『うる星やつら』第192話「早く来てダーリン! ラムの危険な結婚話」で初の作画監督[2]。『うる星やつら』の作画監督回や版権物原画で見せた女性キャラクターの扇情的な絵柄が男性アニメファンの注目を集め始めた。初のキャラクターデザインとなった1989年からの『らんま1/2』ではそれを前面に押し出し、本格的に注目を浴びる。
『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』以降は、フリーとしてスタジオディーンに机を置いて仕事をしていた[1]。
『めぞん一刻』や『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』などで更に昇華した扇情的な絵柄では男性から、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』や『GetBackers-奪還屋-』などで見せた中性的かつ耽美的な絵柄では女性からの支持が高い。
なお、白鳥あずさ(しらとり あずさ)[注釈 1]という別名義を使っていたこともある。1988年頃までは中島敦子とクレジットされていた。
アニメ、ゲームとも下記の作品以外でも雑誌掲載やビデオパッケージなどの版権イラストを手がけているものがある。