三木 汐莉(みき しおり、1991年12月25日 - )は、大阪府出身の元陸上競技選手。専門は短距離走とハードル。400mハードルの自己ベストは日本歴代9位の56秒92で、同種目の2011年神戸アジア選手権日本代表。400mハードルの元ジュニア日本記録保持者、4×400mリレーの元日本高校記録保持者でもある。
B型。四條畷市立田原中学校、東大阪大学敬愛高等学校、東大阪大学卒業。
陸上は中学から始める。小学生時代に友人と「中学に進学したら一緒に陸上部に入ろう」と約束したのがきっかけだった。中学時代は100mで大阪3-5番手の実力を持ち、近畿大会で3位に入った実績もあるが、全日本中学校選手権には出場できなかった[1]。
2007年、家から近くてトラック種目も強いなどの理由から東大阪大学敬愛高等学校に進学。ハードルは夏から始め、10月に日本ユース選手権の400mハードルで4位に入った。
2008年、7-8月のインターハイには100m・400m・400mハードル・4×100mリレー・4×400mリレーの5種目に出場すると、400mハードルを高校歴代6位タイ・高2歴代最高(ともに当時)の58秒79で優勝。アンカーを務めた4×400mリレーは3分41秒31の高校記録(当時)樹立と優勝に貢献し、大会2冠を達成して女子最優秀選手に選出された。10月には国民体育大会の400mでこの種目初の全国タイトルを獲得すると、ユースの選手ながら日本ジュニア選手権の400mハードルも制した。日本選手権リレーの4×400mリレーではアンカーを務め、3分41秒23の高校記録(当時)樹立に貢献した。
2009年、6月の日本選手権には100m・200m・400mハードルの3種目で初出場を果たした(結果は全て予選敗退)。7-8月のインターハイには200m・400m・400mハードル・4×100mリレー・4×400mリレーの5種目に出場すると、400mハードルはこの種目で女子選手初となる2連覇を達成[注 1]、アンカーを務めた4×400mリレーでも3分37秒86という驚異的な高校記録(当時)樹立と2連覇に貢献し[注 2]、2年連続となる大会2冠を達成した。10月には日本ジュニア選手権の400mハードルでも2連覇を達成し、2年連続で400mハードルの高校2冠を達成した。
2010年、4月に東大阪大学へ進学。6月に日本選手権の400mハードルで日本歴代7位・ジュニア日本記録(ともに当時)の57秒53をマークして4位。7月の世界ジュニア選手権で主要国際大会の日本代表と世界大会を初めて経験すると、3走を務めた4×400mリレーは他国の選手と接触してバトンを落とすミスが響き予選敗退に終わったが、400mハードルでは日本歴代6位・ジュニア日本記録(ともに当時)の57秒35をマークして銅メダルを獲得し[注 3]、世界ジュニア選手権の女子ハードル種目(100mハードル・400mハードル)で日本勢初のメダリストとなった。9月の日本インカレの400mハードルでは2位に終わり、大学1年目は大学の全国タイトルを獲得することはできなかったが、10月に日本ジュニア選手権の400mハードルで3連覇を達成した。
2011年、6月に日本選手権の400mハードルで56秒92の自己ベストをマークして初の表彰台となる3位。7月にはアジア選手権の400mハードルで初めてシニアの日本代表を経験して5位に入った。9月の日本インカレには5種目に出場し、アンカーを務めた4×400mリレーは優勝に貢献して大学の全国タイトルを初めて獲得したが、200mと400mハードルはそれぞれ2位に終わり、個人種目で大学の全国タイトル獲得を逃した。10月の日本選手権リレーは4×400mリレーでアンカーを務め、東大阪大学の初優勝に貢献するとともに、シニアの大会で初の全国タイトルを獲得した。
2012年、6月に日本選手権の400mハードルで2年連続の表彰台となる3位、日本学生個人選手権は200mで個人種目初となる大学の全国タイトルを獲得した。9月には日本インカレの400mハードルで初優勝を果たすと、アンカーを務めた4×400mリレーも2連覇に貢献して大会2冠を達成した。10月の国民体育大会は400mハードルで2位に入り、シニアの大会で個人種目の全国タイトル獲得まであと一歩に迫った。
2013年、9月に日本インカレの4×400mリレーで2位、10月に国民体育大会の400mハードルと日本選手権リレーの4×400mリレーでそれぞれ2位と、大学4年時はあと一歩のところで全国タイトルを獲得することはできなかった。
記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
備考欄の記録は当時のもの
リレー種目は日本選手権リレーの成績
この項目は、陸上選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:陸上競技/PJ陸上競技)。