一関市博物館(いちのせきしはくぶつかん)は、岩手県一関市にある博物館。博物館法の登録博物館である[1]。
概要
地域の歴史・文化の変遷によって生み出された文化財の蒐集・調査研究・展示公開をしている。
常設展示
通史と一関の特徴的なテーマをピックアップし展示をしている。
- 一関のあゆみ
- 舞草刀と刀剣[日本刀の源流]
- 日本刀の源流の一つ舞草刀[1]を解説する。のブース。
- 玄沢と蘭学[蘭学者大槻玄沢の業績]
- 文彦と言海[近代的国語辞典の著者]
- 一関を代表する大槻家から、大槻玄沢と大槻文彦を中心に紹介する各ブース。
- 一関と和算[和算隆盛の地]
- 神社に奉納された算額などを紹介する。和算解法の競技会を開催している[2]。
長沼守敬作品展示
- 一関出身の彫刻家 長沼守敬の作品と業績を1階ホールに常設展示している
その他
- 年の数回企画展示や古文書講座、和算講座などの自主事業を開催している[3]。
沿革
- 1984年(昭和59年)4月 - 博物館建設基金条例を施行[2]。
- 1988年(昭和63年)12月 - 一関市博物館建設協議会を設置[2]。
- 1989年(平成元年)4月 - 教育委員会事務局に博物館建設対策室を設置[2]。
- 1990年(平成2年)
- 2月28日 - 博物館建設の基本的事項の答申(基本構想)[2]。
- 5月 - 一関市博物館展示専門委員会を設置[2]。
- 1997年(平成9年)
- 2023年6月27日(令和5年)一関市が保有し同館が保管する大槻家関係資料が国重要文化財(美術工芸品・歴史資料の部)に指定[3][4]。重要文化財指定物件:名称「大槻家関係資料」(4,048点)(著述稿本類 415点、文書・記録類 2,859点、書画類 222点、典籍類 190点、器物類 195点、写真類 167点)
利用情報
- 開館時間 - 9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
- 利用料金(団体20名以上)
- 小学校・中学校 無料(無料)
- 高校生・大学生 200円(160円)
- 一般 300円(240円)
- 入館料免除 障がい者・介助者(障がい者手帳など提示)
- 65歳以上の一関市民 (年齢・住所の証明できる書類を提示)
- 休館日
- 毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日)
- 12月上旬(資料整理のための休館日)
- 年末年始
- 所在地 - 岩手県一関市厳美町字沖野々215-1
アクセス
周辺
一関市営の博物館施設
脚注
外部リンク
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