ヴィレムIIティルブルフ(Willem II Tilburg)は、オランダの南部、北ブラバント州の都市ティルブルフを本拠地とするサッカークラブである。読み方は「ヴィレム・トヴェー・ティルブルフ」。
1896年創立。ホームスタジアムはコニング・ヴィレムII・スタディオンである。創設時のクラブ名称は「ティルブルヒア」だったが、1898年、オランダ王ヴィレム2世に因んでチーム名を「ヴィレムII」に改称した。2004年にティルブルフを追加して、現在の形である「ヴィレムIIティルブルフ」と名前になった。
クラブカラーに青、赤、白を採用しており、これらはトリコロールとして有名なことから、親しみを込めてクラブは「トリカラーズ」とも呼ばれる。
ヴィレムIIは1960年代以前、オランダ全国選手権(エールディヴィジの前身となった大会)で3回の優勝経験があることから、古豪として認識されている。また、同年代にKNVBカップも2度制覇している。クラブ最大のライバルはNACブレダとの試合である。
選手育成にも力を入れており、過去に輩出した選手にはサミ・ヒーピアやヤープ・スタム、マルク・オーフェルマルス、ヨリス・マタイセンらがいる。近年ではフィルジル・ファン・ダイクやフレンキー・デ・ヨングなどが例である。
1896年8月12日、「ティルブルヒア」として設立された。当時は「ヘメーンテライク・スポルトパルク・ティルブルフ」をホームスタジアムとしていたが、1995年にコニング・ヴィレムII・スタディオンへと移転した。1916年と1952年そして1955年のオランダリーグチャンピオンとなった過去がある。
クラブが初めて欧州の舞台に現れたのは1963年のUEFAカップウィナーズカップ。1回戦で当時ヨーロッパを代表するクラブだったマンチェスター・ユナイテッドFCと対戦したものの、2戦合計7-2で完敗している。1998-99シーズンにも同大会に出場した。初戦となったジョージアのFCディナモ・トビシリには6-0のパーフェクトゲームをおさめたが、2回戦のレアル・ベティス戦で4-1と敗北し、大会を後にした。1999年にはリーグ戦で2位フィニッシュを果たしたことでクラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得た。しかし、ヨーロッパの舞台で彼らの実力では叶わず、グループリーグで勝ち点2ポイントしか得られなかった。この結果、グループリーグ敗退に終わり、これ以降CLには出場できていない。2004-05シーズンには久しぶりのタイトル獲得チャンスが訪れる。このシーズン、KNVBカップで決勝に駒を進めたヴィレムは、決勝でPSVアイントホーフェンと対戦した。タイトル獲得に期待がかかるものの、4-0で大敗した。
2010-11シーズン、24年ぶりにエールステ・ディヴィジに降格した。しかし、当時の監督ユルゲン・ストレッペルの手腕によって1シーズンでエールディヴィジに復帰することができた。残留を目標に2012-13シーズンを戦ったが、リーグ最下位でシーズンを終え、1年で再び2部に逆戻りした。2部では圧倒的な強さを見せ、2部優勝を果たしたヴィレムはまた1年でエールディヴィジに昇格した。これ以降、降格は経験していない。
2018-19シーズン、クラブ4度目のKNVBカップ決勝の舞台に立った。準決勝でAZアルクマールを破ったヴィレムだったが、決勝で14年前と同じ道を再び歩むことになった。対戦相手はアヤックス・アムステルダムで、この年も敗戦し、準優勝に終わった。
なし
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
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