ロバート・ペン・ウォーレン

ロバート・ペン・ウォーレン(1968年)

ロバート・ペン・ウォーレン(Robert Penn Warren, 1905年4月24日1989年9月15日)はアメリカ合衆国詩人小説家評論家

経歴

ケンタッキー州ガスリーに生まれる。祖父は南北戦争の従軍者。ヴァンダービルト大学在学中に、ジョン・クロウ・ランサムアレン・テートらとともに「逃亡者(フュージティブ)」を結成。ニュー・クリティシズムの基礎を築き、南部文芸復興運動の中心的な作家となる。カリフォルニア大学バークレー校エール大学で学んだ後ににオックスフォード大学に留学し、ルイジアナ州立大学やエール大学などで教壇に立つ。盟友の批評家クリアンス・ブルックスとともに作った、「詩の理解」を始めとする文学教科書は大きな反響を得た[1]

ルイジアナ州立大学在職中に、当時のルイジアナ州知事で急進的なポピュリズムで知られたヒューイ・ロングを参考にして『すべて王の臣(All the King's Men)』を執筆し、1947年ピューリッツァー賞 小説部門を受賞した。さらに1958年に『約束(Promises: Poems 1954-1956)』でピューリッツァー賞 詩部門を、1979年に『Now and Then』で2度目のピューリッツァー賞 詩部門を受賞した。1980年大統領自由勲章1987年国民芸術勲章を受章。1986年頃にアメリカ合衆国初の議会図書館桂冠詩人に指名された。

映画化

日本語訳

  • All the King's Men (1946)
    • 『すべて王の臣』鈴木重吉白水社 1966 新装版 2007 ISBN 978-4-560-02762-2
  • Band of Angels (1955)
    • 『天使の群』並河亮訳 現代アメリカ文学全集 10 荒地出版社 1957, 現代アメリカ文学選集 4 荒地出版社 1968
  • Selected Essays (1958)
  • The Legacy of the Civil War (1961)

脚注

外部リンク