ウェールズ・ポウイス州のセニーブリッジ出身。10代のころは、ラグビーのウェールズ・ナショナルチーム入りを狙う有望選手であったが、怪我のために断念。その後は音楽に打ち込むようになる。名門バーミンガム音楽院の奨学金を得て、声楽を専攻。在学中から数多くの賞を受賞するなど、優秀な成績を収め、一級優等学位(First Class honours degree)を得て卒業した。
同年、「The X Factor」第4シーズンのオーディションに応募。番組では「オペラ座の怪人」、「ユー・レイズ・ミー・アップ」、「ゴー・ウェスト」などの楽曲を披露、その多彩ぶりと圧倒的な歌唱力、華やかなステージで人気を集める。辛口で知られる審査員のサイモン・コーウェルも、自らの担当のカテゴリーではなかったにもかかわらずロバーツの歌唱力を「世界的スターになれる」と絶賛し、優勝候補と目されたが、ファイナルでレオン・ジャクソンに敗れ、準優勝に終わる。