M・P・マイケル(M. P. Michael、1958年12月2日 - )は、インドのマラヤーラム語映画で活動する俳優、脚本家、映画監督、映画プロデューサー。「ラール(Lal)」の芸名で知られ、映画製作会社ラール・メディア・アーツを経営している。
M・A・ポールとフィロミナの息子として生まれる。父は著名なタブラ奏者であり、兄アレックス・ポールは作曲家、息子ラール・ジュニア(英語版)は映画監督として活動している。
幼少期からの友人シッディーキー(英語版)と共にカラバワン(英語版)で演劇のキャリアをスタートさせる。ラールとシッディーキーは後に「シッディーキー=ラール(英語版)」のコンビで映画製作を手掛けるようになった[1]。2人は『Nokkethadhoorathu Kannum Nattu』でファージル(英語版)の助監督を務め、映画業界でのキャリアをスタートさせた[2][3]。コンビはシッディーキーが監督、ラールが脚本を分担して映画を製作していたが、1993年にコンビは解散し、ラールは脚本家から俳優に活動の重点を置くようになった。ただし、コンビ解散後も2人は共同で映画製作を行っており、1996年の『Hitler』ではプロデューサーとして独立後、初めてシッディーキー監督作品のプロデュースを手掛けた[3]。1997年にジャヤラージ(英語版)の『Kaliyattam』で悪役を演じ、俳優デビューした。2012年に主演を務めた『Ozhimuri』での演技を評価され、国家映画賞 審査員特別賞(英語版)を受賞した[4]。