「ラバー・ブレッツ[4]」(Rubber Bullets)は、イギリスのバンド10ccが1973年に発表した楽曲。10ccのメンバーのうちグレアム・グールドマン、ケヴィン・ゴドレイ、ロル・クレームの3人が共作した。10cc名義では3作目のシングルとして発表され[5]、全英シングルチャートで1位を獲得。その後、バンドのデビュー・アルバム『10cc』に収録された。
解説
曲の原型はケヴィンとロルによるもので、ミドル・エイトの部分をグレアムが加えて仕上げた。
メンバーのエリック・スチュワートが後年語ったところによれば、歌詞の題材はアッティカ刑務所暴動やジェームズ・キャグニーが出演した古い映画だが[6]、BBCラジオのプロデューサーは北アイルランド紛争の歌だと解釈して、この曲を放送禁止にした[5]。しかし、1973年12月25日に放送されたBBC Oneのテレビ番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』では、この曲が演奏されており[7]、その時の映像は2012年発売のボックス・セット『Tenology』のDVDに収録された。
本作は6月23日付の全英シングルチャートで1位を獲得[8]。また、アメリカでも10ccのシングルとしては初めてBillboard Hot 100入りを果たした[3]。
他メディアでの使用例
「ラバー・ブレッツ」は、映画『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』(1998年公開)のサウンドトラックで使用された[9]。
脚注