ライアン・ロシター(Ryan Rossiter、1989年9月14日 - )は、プロバスケットボール選手。アメリカ合衆国ニューヨーク州スタテンアイランド出身。ポジションはパワーフォワード。日本国内のB.LEAGUE・アルバルク東京に所属する。
来歴
NCAAディビジョン1(英語版)所属でニューヨーク州にあるシエナ大学(英語版)に入学。3年次に平均13.8得点、11.1リバウンドをあげて、メトロ・アトランティック・アスレチック・カンファレンスファーストチームに選ばれた。4年次には、モアヘッド州立大学のケネス・フェリードに次ぐ全米2位の平均13.2リバウンドをあげて、カンファレンスの最優秀選手に選ばれた。大学4年間で歴代1位の1151リバウンド、歴代3位の167ブロックショットをあげた。
2011年のNBAドラフトでは指名されず、フランス2部リーグのASCドゥナン・ヴォルテール(フランス語版)でプレーした[1]。2012年、Dリーグのカントン・チャージに加入した[2]。
2013-14シーズン開幕前の2013年8月にリンク栃木ブレックスに入団[3]、12月には平均24.1得点、13.1リバウンドをあげて月間最優秀選手に選ばれた。
2014-15シーズン、2015年3月28日の和歌山トライアンズとのプレーオフでは、トリプルダブルをマークした[4]。このシーズンNBL2位の平均13.3リバウンド、同4位の平均19.9得点をあげてリーグのベスト5に選ばれた[5]。
2015-16シーズンは1試合平均23.7得点(NBL3位)、12.5リバウンド(NBL2位)、1.9スティール(NBL3位)の成績でNBLレギュラーシーズンMVP、ベスト5を受賞。第91回天皇杯で準優勝してベスト5を受賞。
2016-17シーズンは、平均13.3リバウンドで、ニック・ファジーカス、ジョシュ・ハレルソンらを抑えて初のリバウンド王を受賞。プレーオフでも全試合先発出場で優勝に貢献した。
2018-19シーズン、背番号を32から22に変更した。2018年12月8日の琉球ゴールデンキングス戦でBリーグ史上最多となる1試合52得点を記録した(従来の記録はダバンテ・ガードナーの47得点)[6]。千葉ジェッツとのプレーオフ準決勝第1戦の試合途中に負傷退場した[7]。その後右腓骨骨挫傷により第2戦を欠場、チームは連敗し準決勝で敗退した[8]。
2019-20シーズン、2019年12月に日本国籍を取得した[9]。バスケットボール男子日本代表に選出され、2020年2月24日の2021年FIBA男子アジアカップ予選台湾戦で初出場。シーズンではベストファイブを受賞。
プレースタイル
ステップワークを活かした多彩なシュートが持ち味。ポストからのフェイダウェイ、ドライブからのレイアップが得点源である。レイアップ時にはユーロステップも使用し、フローターシュートも頻度が多い。また時折みせる3ポイントシュートも高確率で決めてくる。走力もあるためファストブレイクでの得点も得意。またリバウンドにも強く、ポジションニングを身長を活かして空中戦を制す。そのため得点、リバウンドで毎試合ダブルダブルを期待できる選手である。フリースローが苦手と言われていたが、2020-21シーズンまでは50-60%台だったものの、21-22シーズンから68.5%にまで改善。22-23シーズンは85.7%(2023/2/6時点)とチーム平均75.8%を大きく上回る結果を残している。
個人成績
レギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2013-14
|
栃木
|
54 |
54 |
32.9 |
.580 |
.306 |
.737 |
11.8 |
1.8 |
0.9 |
1.1 |
2.0 |
21.3
|
2014-15
|
53 |
52 |
33.5 |
.538 |
.500 |
.645 |
13.3 |
3.1 |
1.1 |
1.1 |
1.9 |
19.9
|
2015-16
|
47 |
47 |
35.7 |
.552 |
.231 |
.527 |
12.6 |
3.1 |
1.9 |
0.9 |
2.2 |
23.7
|
2016-17
|
59 |
59 |
30.7 |
.507 |
.284 |
.445 |
13.3 |
3.2 |
1.5 |
0.8 |
1.9 |
17.3
|
2017-18
|
57 |
56 |
28.3 |
.465 |
.339 |
.426 |
10.2 |
4.4 |
1.2 |
0.3 |
2.2 |
13.5
|
2018-19
|
58 |
58 |
30.7 |
.525 |
.463 |
.589 |
11.3 |
4.8 |
1.3 |
0.9 |
1.9 |
19.8
|
2019-20
|
40 |
40 |
29.3 |
.519 |
.383 |
.603 |
10.4 |
4.3 |
1.6 |
0.8 |
1.9 |
18.0
|
プレーオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2017
|
栃木
|
6 |
6 |
28.2 |
.507 |
.000 |
.500 |
8.8 |
4.0 |
1.2 |
0.8 |
2.2 |
13.5
|
2018
|
2 |
2 |
28.4 |
.321 |
.200 |
--- |
7.0 |
7.0 |
2.0 |
1.0 |
1.0 |
19.8
|
2019
|
3 |
3 |
25.7 |
.545 |
.200 |
.385 |
7.0 |
7.0 |
2.7 |
1.6 |
0.7 |
14.0
|
表彰・記録
- MVP:1回(2015-16)
- リバウンド王:1回(2016-17)
- ベストファイブ:2回(2014-15, 2019-20)
- 1試合52得点(2018年12月8日、Bリーグ新記録、従来の記録はダバンテ・ガードナーの47得点)[6]
脚注
関連項目
外部リンク
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2016-17 | |
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2017-18 | |
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2018-19 | |
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2019-20 | |
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2020-21 | |
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2021-22 | |
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2022-23 | |
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2023-24 | |
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太字はシーズンMVP |